計測,制御関係

このページには,11点収録してあります.


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トランジスタ技術スペシャル 12.

入門ハードウェア 手作り測定器のすすめ<品切重版未定>
電子回路設計の基礎と実践へのアプローチ

トランジスタ技術編集部 編
B5判 170頁 定価1,570円(税込)
ISBN4-7898-3184-1

測定器というと難しいように思いますが,比較的簡単なハードウェアで作れるものがたくさんあります.さらに,電子回路の基本を理解するうえでも自作してみることが大変役に立ちます.本書は,実際に作って役に立つ測定器を,やさしいものからちょっと高度なものまで,さまざまに紹介してあります.

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トランジスタ技術スペシャル 15.

アナログ回路技術の基礎と応用(品切重版未定)
計測回路技術のグレードアップをめざして

トランジスタ技術編集部 編
B5判 164頁 定価1,570円(税込)
ISBN4-7898-3187-6

アナログ回路は電子回路の基本ですが,その利用範囲が広いために,実践に役立たせるためにはどのように学習したらよいのか,とまどうことがあります.本書は,計測回路に焦点を当てて,具体的にどのように回路が使われているのか,またどのように回路設計をすればよいのかを詳細に解説してあります.

第1章 汎用OPアンプ
 汎用OPアンプも効果的に使ってこそ価値がある
 汎用OPアンプの性能を評価する−セカンド・ソースに注意

第2章 単電源OPアンプ
 単電源OPアンプは単電源OPアンプと違うことを理解しよう
 単電源OPアンプの性能を評価する−ロー・パワーに注目

第3章 高精度OPアンプ
 高精度OPアンプの性能を評価する−DC特性に注目

第4章 高速OPアンプ
 高速OPアンプの性能を知り実装に注意して使おう
 A-D/D-A変換回路における高速OPアンプの使い方
 高速OPアンプの性能を評価する−交流特性に注目

第5章 可変利得アンプ
 利得の切り替え機能をもったプログラマル・ゲイン・アンプの設計

第6章 アイソレーション・アンプ
 低価格になったアイソレーション・アンプの性能評価と使い方

第7章 アナログ・マルチプレクサ
 複数のアナログ信号を切り替えるアナログ・マルチプレクサの性能と使い方

第8章 スイッチト・キャパシタ・フィルタ
 簡単にフィルタができるスイッチト・キャパシタ・フィルタの性能評価

APPENDIX 高精度抵抗
 計測回路に不可欠な精密抵抗の評価と使い方

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わかる電子計測技術(品切重版未定)
疑問の解決と未知の分野における創造への手がかり

安孫子健一 著
A5判 294頁 定価2,752円(税込)
ISBN4-7898-3288-0

この本は,電子計測に関係のあることを2〜3年経験して,時々疑問に思うことがすっきり解決できないで悩んでいる方々に,著者の実務の経験を通してヒントを提供しようと書かれたものです.この本を読んだ後,読者が疑問を解決し,未知の問題を発見し,解決,創造へと進めればよい,と考えています.

 第1部 電気/電子計測のあらまし

第1章 計測の役割
 1.1 計測/測定/計量
 1.2 何のために計測するのか
 1.3 何をどのように測定するか   1.3.1 量
  1.3.2 電気/電子測定器でどう測定するか
  1.3.3 電磁気量,信号,雑音
  1.3.4 正弦波信号の表現と測定
  1.3.5 測定における信号の表現
  1.3.6 単位系

第2章 測定器の構成と使用法
 2.1 どのような仕掛けで測定するか
  2.1.1 測定法
  2.1.2 受動測定も能動測定
  2.1.3 破壊測定と非破壊測定
  2.1.4 測定器の内部構成
  2.1.5 計測と制御
 2.2 測定の評価
  2.2.1 測定器を測定する
  2.2.2 誤差ε(χ)の解析,較正と補正

 第2部 電子計測器各論

第3章 電子計測器への要請事項と分類
 3.1 計測器への要請
 3.2 計測器の分類
 3.3 もう一度測定器について

第4章 電磁気量の供給器
 4.1 量の供給とは
 4.2 直流電圧・電流発生器(供給器)
  4.2.1 いろいろな電圧源(標準電圧源)
  4.2.2 直流電流源
  4.2.3 電圧源と電流源の情報伝達における得失
  4.2.4 電力供給を伴う場合
 4.3 交流電圧・電流発生器(供給器)
  4.3.1 正弦波の発生および変調
  4.3.2 複合周期的信号と不規則的信号の発生
  4.3.3 信号源の等価回路
  4.3.4 交流信号源の発展
  4.3.5 交流電圧・電流の較正
 4.4 抵抗,インダクタンス,容量の供給
  4.4.1 クロス・キャパシタと直角相ブリッジによる抵抗標準
  4.4.2 量子抵抗標準
  4.4.3 素子値標準における供給の問題点
 4.5 磁界の発生

第5章 電圧/電流/磁気の測定
 5.1 歴史的移り変わり
 5.2 測定用標準
 5.3 精度と測定スピード
 5.4 測定系の構成
 5.5 入力の接続は泥棒の心で
 5.6 出力回路と表示
 5.7 直流電圧計
  5.7.1 直流測定
  5.7.2 アナログ直流電圧計
  5.7.3 ディジタル電圧計
 5.8 ガードとシールド駆動
 5.9 交流電圧測定
  5.9.1 入力型式
  5.9.2 平均値の測定
  5.9.3 ピーク値(波高値)の測定
  5.9.4 真の実効値の測定
 5.10 その他の電圧測定法
 5.11 電流と磁気の測定
[コラム] 隠れ電流の測定 1,2,3

第6章 周波数と時間の測定
 6.1 時間の定義と周波数
 6.2 時間・周波数標準
 6.3 周波数・時間の比較較正
  6.3.1 較正の基礎−時増幅器
  6.3.2 テレビを利用した較正
 6.4 周波数と周期の測定原理
 6.5 周波数測定装置
  6.5.1 周波数測定装置の種類
  6.5.2 F-Vコンバータ
  6.5.3 電子計数周波数計
 6.6 時間間隔の測定
 6.7 高周波カウンタ

第7章 波形の測定と解析
 7.1 何のために解析するか
 7.2 信号波の波形
  7.2.1 周期波の分析
  7.2.2 周期波の合成
  7.2.3 信号の表示
  7.2.4 時間領域表示と周波数領域表示
  7.2.5 衝撃波の周波数領域表示
 7.3 雑音の考え方
  7.3.1 雑音の乗り方
  7.3.2 どんな雑音波形があるか
  7.3.3 不規則雑音をどう表現するか
  7.3.4 雑音の和
  7.3.5 素子や測定器の雑音
  7.3.6 最後に一言
 7.4 時間領域で波形測定
  7.4.1 オシロスコープ
  7.4.2 振幅分布の測定
  7.4.3 その他の測定
 7.5 周波数領域の測定と解析
  7.5.1 なぜ遅いか?
  7.5.2 ひずみ率の測定
  7.5.3 スペクトル解析器
  7.5.4 フーリエ解析器
 7.6 相関とたたみこみ
  7.6.1 相関
  7.6.2 たたみこみ
 7.7 波形解析雑感

第8章 回路網の測定
 8.1 回路網と伝達関数
 8.2 2端子回路の直流測定
  8.2.1 低抵抗の測定
  8.2.2 高抵抗の測定
  8.2.3 液体などの測定
 8.3 交流イミッタンス
 8.4 交流ブリッジによる測定
 8.5 ブリッジの誤差要因
  8.5.1 対地アドミッタンス
  8.5.2 測定端の誤差要因
 8.6 インピーダンス測定の自動化
  8.6.1 セミオート・ブリッジ
  8.6.2 トランスフォーマ・ブリッジの自動化
  8.6.3 ハーフ・ブリッジ
 8.7 測定治具による誤差
  8.7.1 電流リードと電圧リードの誘導結合
  8.7.2 寄生イミッタンスとその補正
 8.8 その他の2端子網測定
 8.9 4端子網の測定
 8.10 インピーダンス測定器の較正
 8.11 ディジタル回路の測定
  8.11.1 ディジタル信号
  8.11.2 デイジタル回路の測定と診断に必要な測定器
  8.11.3 ロジック・プローブの仲間
  8.11.4 ロジック・アナライザ
  8.11.5 符号解析器
  8.11.6 ディジタル回路測定の進化

第9章 測定システム
 9.1 測定システムの役目とその進化
 9.2 システムとは
 9.3 システムの要件
 9.4 システムのライフ・サイクル
 9.5 ライフ・サイクル・コスト
 9.6 システムのMTBF
 9.7 EMC
  9.7.1 電磁両立性
  9.7.2 人体のEMC
 9.8 GPIB/IEEE488バス
 9.9 VXIバス
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パソコンで学ぶ自動制御の応用学(品切重版未定)
モータ制御からアドバンスト制御までを実験する

宮崎誠一/宮崎 仁 共著
A5判 292頁 定価2,243円(税込)
ISBN4-7898-3294-5

ディジタル制御も基本的なところはPID制御が主ですが,ファジィ制御などを含むアドバンストな制御への移行がやりやすいのが,マイコンを使ったディジタル制御の効果的な点です.本書は基本的な制御技術から,上位の制御技術をマスタしようという人のための解説書です.パソコン上で体験することが可能です.

 第1部 プロローグ

第1章 フィードバック制御のあらまし
 1.1 アナログPID制御
 * フィードバック制御
 * アナログ制御の取り扱い
 1.2 ディジタルPID制御
 * 量子化とサンプリング
 * ディジタルPID制御
 * z変換とパルス伝達関数
 * アナログ系とディジタル系の相互換算
 * PID制御のパルス伝達関数表示
 * ポジション・フォームとベロシティ・フォーム
 * アナログ制御との比較
 1.3 制御成績の評価
 * 評価関数
 * 周波数応答による評価
 * ディジタル系の周波数応答
 * 最適調整
 1.4 パソコン実験のハードウェアとソフトウェア
 * ハードウェア
 * ソフトウェア

第2章 モータの制御−制御対象の特性解析
 2.1 モータとアクチュエータ
 * 例題を解く
 * モータの用途
 * モータの種類
 2.2 DCモータ制御の例題
 * DCモータの原理と特徴
 * モータの制御変数
 * 操作変数
 * モータの特性
 * モータの総合特性
 2.3 シミュレーション実験
 * シミュレーション・モデル
 * 計数設定の手法
 * 制御実験
 2.4 DCモータ制御の実際
 * スイッチング制御
 * パルス幅変調周波数の選定
 * 双方向に回転させるには
 * スイッチング制御の実験

 第2部 アドバンスト制御

第3章 PID制御の変形と非線形要素の追加
 3.1 アドバンスト制御とは
 * PID制御の限界
 * ディジタル制御の活用
 3.2 PID制御の変形
 * 定値制御と追値制御
 * 微分先行型
 * 微分先行型の実験
 * PID制御
 * 制御動作の切り替え
 * プログラム制御
 3.3 曲線形非線形と折れ線要素の追加
 * 要素の付け加え
 * 曲線形非線形
 * 折れ線要素の利用
 3.4 飽和特性と飽和要素の付け加え
 * 飽和要素
 * 飽和現象
 * 飽和要素の付け加え
 3.5 不感帯とヒステリシス
 * 不感帯
 * ヒステリシス
 * 不感帯とヒステリシスの性質
 * 不感帯の付け加え
 * ディジタル制御と不感帯

第4章 線形要素の追加とサンプリングPI制御
 4.1 線形要素の追加
 * 付け加える要素の種類
 * 2自由制御
 * 目標値フィルタ型の実験
 4.2 むだ時間補償法
 * 制御系の設計
 * モデルによる特性改善
 * むだ時間補償法
 * 実施上の問題
 * 実験
 4.3 サンプル値PI制御
 * もう一つの方法
 * サンプル値PI制御の効果

第5章 複合制御/カスケード制御とモータのアドバンスト制御
 5.1 複合制御
 * 単純フィードバック制御
 * 単純フィードバック制御の長所と欠点
 * 複合制御とは
 * 複合制御の特徴
 5.2 カスケード制御
 * カスケード制御の構成
 * カスケード制御の効能
 * カスケード制御の限界
 5.3 DCモータのカスケード制御
 * 電流カスケードの実験
 * 速度カスケードの実験
 * カスケード制御の実際
 * ディジタル化
 5.4 ブラシレス・サーボ・モータの制御
 * モータの概要
 * 制御方式
 * より高度な制御方式
 5.5 インダクション・モータの制御
 * 一般のインバータ制御
 * ベクトル制御
 5.6 パルス・モータ
 * 概要
 * パルス・モータのドライバ
 * モータの特性

第6章 フィードフォワード制御
 6.1 フィードフォワード制御と複合制御
 * フィードフォワード制御とは
 * フィードフォワード制御と複合する
 * 複合の考え方
 * 追値制御
 6.2 フィードフォワード制御の演算式
 * 静特性の補償
 * 動特性の補償
 * 近似補償
 6.3 フィードフォワード複合制御系の設計
 * フィードバック制御系の設計
 * フィードフォワード制御系の設計
 * フィードフォワード制御の実験
 * 複合制御の実験
 6.4 モータのフィードフォワード制御

第7章 制御対象の多変数性
 7.1 妥協の制御
 * 多変数性とは
 * 無定位性の制御対象とその制御
 * モータの制御
 7.2 制御対象が作るループ
 * 制御対象自体がループを作る
 * ループを開く
 7.3 相互干渉系の制御
 * タイプの判定
 * 制御方式との関係

第8章 多変数制御の実際
 8.1 多変数制御の考え方
 * 多変数制御とは
 * 多変数制御の一般形
 * 総合判断の内容
 8.2 非干渉制御
 * 非干渉制御の考え方
 * 非干渉制御の原理
 * シミュレーション・モデルの非干渉制御
 * 近似補償
 * 非干渉制御の制御成績
 * 周波数特性による評価

 第3部 新しい制御技術

第9章 現代制御理論による制御
 9.1 新しい制御
 * 従来の制御
 * 新しい理論に基づいた制御
 9.2 有限時間整定制御
 * 位置付け
 * 制御応答
 * バングバング制御
 9.3 最適制御
 * 状態変数
 * 評価関数
 * 最適制御の制御式
 * 問題点
 * モータ制御への応用例
 9.4 適応制御
 * 適応制御の必要性
 * オート・チューニング
 * 最適制御における適応制御

第10章 ファジィ制御
 10.1 ファジィ制御とは
 * 概要
 * 特徴
 10.2 ファジィ理論とは
 * あいまいさの定量化
 * メンバーシップ関数
 * 推論
 10.3 ファジィ制御の方法
 * ファジィ推論を使用する
 * 制御のやり方
 * 実際のやり方
 * 制御方式のバリエーション
 * 長所と欠点
 * ファジィ・モデル
 10.4 ファジィ制御の実例
 * 電車の自動運転制御
 * ブロック図の変形法則
 * 実験用ハードウェア
 * 実験用プログラム・リスト

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パソコンで学ぶ自動制御の実用学(品切重版未定)
PID制御/ディジタル制御技術を基礎から実験する

A5判 256頁 定価2,243円(税込)
ISBN4-7898-3297-X

本書は最近のはやりであるパソコンによる自動制御…ディジタル制御を実際に体験しながら,自動制御技術を基礎からやさしく解説しています.マイコンを利用した計測・制御技術に携わる技術者,システム・エンジニアをめざす人のための実用的な入門書です.実験基板,フロッピ・ディスクを有償頒布します.

 第1部 フィードバック制御の入門

第1章 プロローグ…自動制御技術への誘い
 1.1 自動制御/フィードバック制御とは
 * 自動制御とは
 * フィードバック制御を利用するところ
 * 多くなってきたディジタル制御
 1.2 実験で理解を深め,理論により応用能力を高める
 * 実用性を重視してわかりやすく
 * パソコンを利用して制御実験を行なう
 * 実験のやり方…パソコン+ハードウェアのシミュレータ
 * 制御理論の理解

第2章 フィードバック制御の基礎技術
 2.1 フィードバック制御とその表現法
 * 温度制御の例
 * 制御のブロック図とフィードバック制御の流れ
 * フィードバック制御系の構成
 * フィードバック制御系の信号の流れ
 2.2 二つの制御方式…定値制御と追値制御
 2.3 フィードバック制御の制御演算式
 * ON/OFF制御
 * PID制御
 2.4 操作部とスイッチング制御方式
 * プロセス制御と調節弁
 * 電気制御と連続制御
 * パワー・エレクトロニクス
 * 操作部の影響
 2.5 アナログ制御とディジタル制御
 * アナログ制御が普及した理由
 * ディジタル制御のメリット
 * センサと操作部のディジタル化
 2.6 ディジタルPID制御系の構成
 * PIDの制御式(アナログ)
 * A-D変換/D-A変換が必要
 * サンプリングになる
 * 変数の表示のしかた
 * 量子化について
 * ディジタル演算はCPUで行う
 * 出力にはホールドが必要
 * PID演算式のディジタル化

 第2部 PID制御の基礎

第3章 アナログPID制御
 3.1 PID制御の実験
 * P(比例)動作の実験
 * PI動作の実験
 * PD動作の実験
 * PID動作では
 3.2 制御系の表現
 * 良い制御を行なうには
 * アナログとディジタル
 * 制御対象の特性
 * 遅れの原因
 * 演算子法とラプラス変換
 3.3 伝達関数と周波数応答
 * 伝達関数とは
 * 関数の表現
 * ブロック図
 * 各種要素の伝達関数
 3.4 周波数応答
 * ステップ応答の限界
 * 周波数応答の原理
 * 周波数応答の特徴

第4章 ディジタルPID制御の実際
 4.1 ディジタル制御のメリット
 * PID制御
 * ディジタル制御の特徴
 * アドバンスト制御
 * ディジタルPID制御
 * ディジタル化のメリット
 4.2 ディジタル制御の条件
 * ディジタル化とサンプリング
 * サンプリング定理
 * 実際のディジタル制御における条件
 * 理論的な取り扱い
 4.3 ポジション・フォームとベロシティ・フォーム
 * ポジション・フォーム
 * ベロシティ・フォーム
 * ホールドと積分
 * ベロシティ・フォームの実験
 * ベロシティ・フォームの特徴(その1…故障時の安全性)
 * ベロシティ・フォームの特徴(その2…自動/手動の切り替え)
 * ベロシティ・フォームの評価

 第3部 制御成績の評価と最適調整法

第5章 制御成績の評価と周波数応答特性
 5.1 最適な応答とは
 * 評価基準は制御対象に依存する
 * 制御成績の汎用的な評価基準
 * 制御系の最適な応答
 5.2 周波数応答による方法
 * 一巡伝達関数による方法
 * 振動の条件
 * 一巡伝達関数の周波数応答実験
 * 一巡伝達関数を利用する効果
 * 安定性と安定限界
 * 最適応答
 5.3 伝達関数からの周波数応答の計算
 * フーリエ変換を利用する
 * ラプラス変換とは
 * 伝達関数からの計算
 * ボード線図上の計算
 5.4 他の応答からの周波数応答計算
 * 容易な実測方式との組み合わせ
 * パルス応答とは
 * 周波数応答を求める計算式
 * 実測例による評価

第6章 PID制御の評価
 6.1 アナログPID制御
 * PI動作の効能
 * PI動作の副作用
 * PD動作の効能
 * PD動作の副作用
 * 実用のアナログPID制御式
 6.2 ディジタル制御とパルス伝達関数
 * サンプリング制御について
 * z変換について
 * パルス伝達関数について
 * PID制御のパルス伝達関数
 6.3 ディジタル系の周波数応答
 * 周波数応答の定義
 * ディジタル系の周波数応答の性質
 * 周波数応答の計算
 6.4 ディジタルPI制御の評価
 * ディジタルPI制御の周波数応答
 * ディジタルPI制御の制御特性の評価
 * ディジタルPI制御の問題点
 * エリアス周波数への対策
 * ディジタルPI動作の制御式と特性
 6.5 ディジタルPD動作の評価
 * フィルタのない式
 * ディジタルPD動作におけるサンプリングの効用
 * PD動作におけるホールドの影響
 * ディジタルPD動作の評価
 * ディジタルPD動作の実験

第7章 アナログPID制御の最適調整
 7.1 最適調整の考え方
 * 最適調整とは
 * 最適解の感度
 * 最適調整の方法
 7.2 限界感度法による最適調整法
 * 最適調整方式の選定基準
 * 限界感度法の手順
 * 制御対象の線形性について
 * 限界感度法における実験上の注意
 * パソコンによる限界感度法の実験
 7.3 制御対象の特性
 * 制御対象の特性表現について
 * むだ時間があるときの制御の難しさ
 * 制御対象に対するPID各動作の適用
 * リアクション・カーブ法

第8章 ディジタルPID制御の最適調整
 8.1 サンプリング周期と制御成績
 * ディジタル制御とサンプリング周期
 * サンプリング周期と制御成績の関係
 * サンプリング周期の最適値
 8.2 アナログ制御時の最適調整の利用
 * アナログ手法を利用する可能性
 * 最適から外されたときの問題点
 8.3 拡張限界感度法
 * 拡張限界感度法の実験方法
 * 制御グレードの導入
 * 限界感度法の実験条件
 * パソコンによる拡張限界感度法の実験
 8.4 ディジタルPID制御実用上の問題
 * アナログ制御との比較
 * サンプリング周期の選定
 * D動作とサンプリング周期
 * 非定常時のディジタルPID制御
 * リセット・ワインドアップを防止するには
 * ベロシティ・フォームの出力ずれ(その1)
 * ベロシティ・フォームの出力ずれ(その2)
 * ノイズとフィルタ
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新・オシロスコープ 測定技術のすべて(品切重版未定)
ディジタル/マイコン回路から高速・広帯域回路まで

高橋 徹 編著
A5判 336頁 定価2,345円(税込)
ISBN4-7898-3298-8

電子回路にアナログ回路,ディジタル回路,マイコン回路などがあるように,測定技術にも回路に応じたノウハウがあります.本書はそんな回路測定技術をオシロスコープの専門家に紹介してもらいました.最新のディジタル・オシロスコープやロジック・アナライザ,サンプリング・オシロスコープの使い方も紹介.

第1章 オシロスコープによる波形観測 入門
 1.1 オシロスコープのあらまし
 * オシロスコープとは
 * 波形から何を読みとるか
 * ブラウン管(CRT)のしくみ
 * 波形表示のしくみ
 * 垂直軸(Y軸…電圧軸)と水平軸(X軸…時間軸)回路
 * Z軸…ビームの強度を制御する回路
 1.2 垂直軸(電圧軸)回路の機能と特性
 * 偏向感度とは
 * 周波数帯域とは
 * オシロスコープの立ち上がり時間
 * 周波数帯域による観測波形の違い
 * 入力回路…AC結合とDC結合
 * 遅延線路(ディレイ・ライン)の働き
 * 多現象を観測する二つのモード
 * ALT(オルタネート)表示による2現象観測
 * CHOP(チョップ)による2現象表示
 1.3 水平軸(時間軸)回路の機能と特性
 * トリガ回路のしくみ
 * 掃引回路のしくみ
 * X-Y機能とは
 * ディジタル・リードアウト機能

第2章 新しいオシロスコープ技術
 2.1 ディジタル・ストレージ・オシロスコープ
 * ディジタル・ストレージ・オシロスコープとは…単発現象にも強い
 * DSOのしくみ
 2.2 サンプリング・オシロスコープ
 * サンプリング・オシロスコープとは…超高速周波回路に適している
 * サンプリング・オシロスコープのしくみ
 2.3 ロジック・アナライザ
 * ロジック・アナライザとは…マイコン回路や複雑なディジタル回路用
 * ロジック・アナライザのしくみ
 * 多くの信号間のタイミングやパルスの有無を測定するとき
 * バスで送受されるデータの動きを測定するとき…外部クロックを使用
 APPENDIX
 * リモート制御機能とは
 * リモート制御のためのインターフェース
 * リモート制御で実現できる機能
 * リモート制御の手順
 * PC9801/BASICによる実際のプログラム例
 * 遠隔テレビ信号モニタ・システム

第3章 オシロスコープによる波形の基本的な観測
 3.1 電圧測定の基本技術
 * 直流電圧の測定
 * 電圧波形の測定
 3.2 時間測定の基本技術
 * 時間幅の測定
 * パレス幅の測定
 * パルスの立ち上がり/立ち下がり時間の測定
 3.3 周波数/位相の測定
 * 周波数の測定
 * 位相の測定
 * X-Y測定
 3.4 テレビ映像信号の観測
 * テレビジョン画面の構成
 * テレビ映像信号(複合映像信号)のしくみ
 * ふつうのオシロスコープで同期をかけるには
 * テレビ同期機能による観測
 * テレビ同期回路の構成
 * ハイビジョンの複合映像信号を観測するには

第4章 測定プローブとアクセサリの活用技術
 4.1 基本測定のためのプローブ
 * 測定範囲をひろげるために
 * 10:1の標準プローブを使うときでも
 * 標準プローブを使う効果
 * 標準プローブを使うときの注意事項
 4.2 アースが浮いているときの測定法
 * フローティング測定の基本的な考え方
 * オシロスコープをフローティングで使用する
 * 2現象オシロスコープを用いる方法
 * 前段に差動増幅器を使用する方法
 * 差動入力タイプのオシロスコープを使用する
 * 光ファイバを使用する方法
 * 雷サージ…インパルス測定に応用する
 4.3 高電圧を測定するためのプローブ
 * 高圧プローブの基本的な使い方
 * 高圧プローブを使ったときの特性
 * 電子ライタの高電圧を測定してみると
 4.4 自動車のエンジン・モニタ用プローブ
 * 自動車のエンジン波形を観測するとき
 * 点火回路の測定の実際
 * インジェクタ用プローブは

第5章 オシロスコープによるディジタル回路の観測
 5.1 ディジタル回路測定の基本技術
 * ディジタル回路測定の特徴
 * 信号のチェック・ポイント(1)…電圧レベルのチェック
 * 信号のチェック・ポイント(2)…波形の立ち上がり/立ち下がり
 * 観測にはプローブを正しく使う
 * 測定点を正しく選ぼう
 * ECL信号には観測用プローブ回路を用意する
 5.2 正しい同期のかけ方
 * ふつうはDCカップル/Auto掃引で
 * 2現象オシロでは入力側論理をトリガ・ソースに
 * ゲート回路の動作を追いかけるコツ
 * 2現象でも同一時刻の表示ではない
 * 分周回路ではもっとも遅い信号をトリガ・ソースに
 * グリッチはトリガ・レベルで探す
 * 重なったパルスはトリガ・ホールドオフで調整する
 * 任意状態でトリガするトリガ・プローブを利用すること
 * 繰り返しの遅い信号は観測用フードを利用する

第6章 ディジタル・ストレージ・オシロスコープによる波形観測
 6.1 単発現象の測定に有効
 * アナログ・スイッチとリレーの動作を比較すると
 * トリガ以前の現象も観測できる…プリトリガ
 * MPU…マイクロプロセッサのリセット回路を測定すると
 6.2 DSOのもっている機能と特性
 * 垂直軸の分解能=A-Dコンバータの分解能
 * A-D変換時に生じる量子化誤差
 * 超低周波信号の測定にはロール・モード
 * 発生頻度の低い信号の測定のとき…MPU周辺回路の例
 6.3 バースト状の信号を測定するとき
 * データ長とサンプリング・レートの影響
 * DSOのサンプリング・レートとは
 * DSOにおけるデータ長とは
 * 正しいサンプリング・レートの求め方
 * バースト状の信号の観測手順
 * サンプリング周期とデータ長の関係
 6.4 細いパルスの測定限界
 * なぜ細いパルスが問題か
 * エンベロープ機能を使うと
 * 違った信号に見える…エリアジングとは
 6.5 DSOのアドバンストな応用
 * まれに発生するエラーの検出
 * ビデオ信号の特定のライン・セレクト
 * モデムを利用したDSOの遠隔操作
 * 電池駆動の超小型DSO(液晶DSO)を使うと

第7章 ロジック・アナライザによる基本測定技術
 7.1 ロジック・アナライザ 二つのモード
 * 非同期(Asynchronous)測定…内部クロックのとき
 * 同期(Synchronous)測定…外部クロックのとき
 7.2 ロジック・アナライザによるディジタル回路の観測
 * 多数の信号を観測するためのプローブの使い方
 * どんな種類のロジック信号か…スレッショルド電圧の設定
 * どの部分を観測するか…ワード・リコグナイザを使う
 * トリガ・フィルタを使うとき
 * グリッチを検出する…ラッチ・モードとグリッチ・モード
 * バス信号には外部クロックによる同期測定
 * 2進数で表示する…ステート表示

第8章 マイコン・システムの動作観測
 8.1 マイコン・システムのあらまし
 * マイコン機器の構成
 * MPU回路の動作
 * マイコン・システム調整のポイント
 * オシロスコープとロジック・アナライザの使い分け
 8.2 マイコン周辺回路の測定
 * クロック信号を確認するには
 * リード・アウト機能を使うと
 * リセット回路の調整ポイント
 8.3 マイコンの動作確認と測定法
 * MPUの操作…エミュレータを併用するのが一般的
 * エミュレータとテスト・プログラム
 * RAMの動作をチェックするには
 * アドレス・デコーダ回路のチェック方法
 * エミュレータとロジック・アナライザを使うとき
 * ROMの動作をチェックするには
 * バス信号測定のポイント
 8.4 ロジック・アナライザ+パーソナリティ・プローブの活用
 * パーソナリティ・プローブとは
 * パーソナリティ・プローブを使用するときの注意点
 * パーソナリティ・プローブの働き
 8.5 ロジック・アナライザ トリガ設定のテクニック
 * プログラムの動きでトリガする
 * もう少し複雑な条件でのトリガ
 * プリフェッチをするマイコンでは
 * キー入力処理を観測すると
 * バグはハードか? ソフトか?
 * ある条件のデータだけを捕らえる…クオリファイ機能を使うと

第9章 オシロスコープによるOPアンプの基本特性の測定
 9.1 OPアンプの伝達特性を測る
 * 増幅回路とOPアンプ
 * OPアンプの伝達特性とは
 * OPアンプのパルス応答からわかること
 * 実際のパルス応答測定のチェック・ポイント
 * 汎用OPアンプのパルス応答特性を見ると
 * 電流帰還型の高速OPアンプのパルス応答特性を見ると
 * 高速OPアンプを測定するときのノウハウ
 * セトリング・タイムを測定するための工夫
 * 実際のOPアンプのセトリング・タイム
 * 周波数特性を測るには
 * 741とAD846での周波数特性の比較
 * スイーパによるOPアンプの周波数特性測定
 * ノッチ・フィルタの特性を測ると
 9.2 OPアンプ回路の増幅度と直線性を測る
 * OPアンプの開ループ利得を測定する
 * 利得の測定精度は
 * 利得測定系に求められる特性
 * 標準電圧発生器と電圧計を使うとき
 * 分圧器を用いた利得測定のしくみ
 * 分圧器を使うときの注意事項
 * 分圧器にボルテージ・フォロワを追加すると
 * 反転増幅器の利得を測る
 * 分圧器を自作するときのポイント
 * 増幅回路の直線性とは
 * 分圧器を使った直線性の測定
 * 三角波の直線性を測ってみる
 * 三角波の直線性精度の確認
 9.3 OPアンプ回路の入出力インピーダンスを測る
 * OPアンプの入出力インピーダンス
 * 入出力インピーダンスの測定方法
 * 実際のOPアンプの入出力インピーダンスを測ってみると
 * バイポーラOPアンプの入力オフセット電圧とバイアス電流を測る
 * FET入力型OPアンプの入力電流を測る
 * ポップコーン・ノイズを測る

第10章 安定化電源/スイッチング電源の測定技術
 10.1 電源回路の入力特性の測定技術
 * 入力電圧特性と入力電流特性の測定
 * 入力電力と力率の測定
 * 入力突入電流の測定
 10.2 電源回路の出力特性の測定技術
 * 出力電圧(静特性)の測定
 * 動的な負荷変動の測定
 * 過電流保護特性の測定
 * リプル・ノイズの測定
 10.3 電源回路のノイズ特性の測定技術
 * 発生雑音のスペクトル
 * 発射雑音の測定技術
 * 入力帰還雑音の測定技術
 * 外来雑音耐量の測定
 10.4 スイッチング電源内部回路の測定技術
 * トランジスタの高電圧スイッチング波形を測定するには
 * トランジスタのスイッチング飽和電圧の測定法
 * トランジスタのスイッチング電流波形を測定するには
 * カレント・プローブを使わず大電流波形を直接観測する方法
 * 整流ダイオードの短絡電流の測定
 * 電解コンデンサのリプル電流を測定するには
 * 2次側平滑回路のリプル電流の測定

第11章 高速・広帯域回路の測定技術
 11.1 高速・広帯域信号測定のノウハウ
 * サンプリング・オシロスコープの登場
 * オシロスコープの立ち上がり時間
 * 同軸ケーブルを用いるとき・・・インピーダンス・マッチングが重要
 * 同軸ケーブルによる信号の減衰
 * エクステンダを利用してケーブルによる波形なまりを抑える
 * プローブを用いるとき
 * プローブの選択基準
 * グラウンドも測定ポイントのすぐ近くに
 * アクティブ・プローブを使うときの注意
 * ケーブルやプローブの種類と長さによる測定結果の違い
 * 伝搬遅延時間の差を補正するには
 11.2 サンプリング・オシロスコープのトリガリング・テクニック
 * 波形を管面にとどめる操作…トリガリング
 * サンプリング・オシロスコープの最小遅延時間
 * 管面外の信号を見たいとき…掃引遅延
 * 観測したい信号とは別にトリガ信号が得られるとき
 * パルス・ジェネレータを信号源として使用するとき
 * トリガ用の信号が出力されていないとき
 * エクステンダとフィードスルー型サンプリング・ヘッドを利用するとき
 * 信号の立ち上がり部を見るための遅延装置
 * 1G〜2GHzを超える信号をトリガするとき
 11.3 サンプリング・オシロスコープの応用測定テクニック
 * 直流に重畳した微小信号の測定…DCブロックの利用
 * バイアスTによるアクティブ・デバイスのスイッチング特性の測定
 * 高速・広帯域差動アンプの測定
 * アイ・パターンによる伝送品質の評価
 APEENDIX
 * 同軸ケーブルとは
 * 高周波用コネクタについて
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新つくるシリーズ No.1

つくるツール&測定器

トランジスタ技術編集部 編
B5判 160頁 定価1,529円(税込)
ISBN4-7898-3413-1

実験用電源の製作からはじまり,身近におきたくなるようなツール&測定器をていねいな解説により築いていきます.ディジタル電圧計,ファンクション・ジェネレータ,カーブトレーサ,LCメータのほかに,ディジタル回路で使う便利なツール達も登場します.気が付くとアナログの力がうんと向上しているはずです.

第1章 実験用可変電源の製作
第2章 定電圧・定電流電源の製作
第3章 3 1/2桁ディジタル電圧計の製作
第4章 実験用パルス・ジェネレータの製作2題
 1 PLLによるプログラマブル発振器
 2 実験用クロック源の製作
第5章 ロジック・チェッカの製作4題
 1 3ステート・ロジック・チェッカの製作
 2 正・負極パルス検出ロジック・チェッカ
 3 簡易ロジック・アナライザ
 4 デバッグ用バス・モニタ
第6章 オシロスコープ・マルチ化アダプタ
第7章 カーブ・トレーサの製作
 コラム カーブ・トレーサの出力波形
     ステップ数をふやすこともできるか
     カーブ・トレーサの1象限と3象限
     Z軸出力の使い方
第8章 ファンクション・ジェネレータの製作
第9章 低ひずみ正弦波発振器の製作
第10章 AC電圧測定ユニットの製作
第11章 コンデンサ・メータの製作
第12章 インダクタンス・メータの製作
第13章 LQメータの製作
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パソコンによる計測・制御の実践入門<品切重版未定>
A-D/D-A変換とパラレル入出力拡張ボードで構築する

トラ技コンピュータ編集部 編
B5判 216頁 定価1,937円(税込)
ISBN4-7898-3550-2

研究室での基礎データ収集,量産システムを設計する前の予備データを集めるようなLAの分野から,実際に製造ラインにパソコンをもっていき,データの収集,機械のコントロールまでをも行うシステムを構築する方法をPC9801+拡張ボードを用いて解説します.

    パソコンによるシステムの構築法とLABTECHNOTEBOOKの使い方
第1章 PC9801と拡張ボードの組み合わせでシステムを構築するために
 ・ マイコンは制御の中核
 ・ パソコンは何にでも対応できる汎用装置
 ・ 計測制御のシステム
 ・ インターフェース・ボード
 ・ パソコンが各ボードを制御するためには
 ・ システムを動かすためのソフトウェア
 ・ このようなシステムを実現するための具体的な構成
 ・ インターフェース・ボードLABTECH NOTEBOOKの使用例
 ・ 測定例
 ・ 測定手順

     ディジタル入出力ボードの使い方を学ぶ
第2章-1 BasicとC言語でプログラムを組むための初歩的知識(1)
 ・ パソコン・インターフェースの基礎
 ・ パラレル入出力ボードの機能
 ・ システム事例−在荷カウント・システム−
 ・ C言語によるプログラミング
 ・ 割り込みを使用したプログラム
第2章-2 BasicとC言語でプログラムを組むための初歩的知識(2)
 ・ D-A変換部から電圧を出力してみよう(バイポーラ)
 ・ A-D変換部からデータを入力してみよう
 ・ システム事例−室温制御システム−
 ・ 割り込みを使用した例

    ノイズに強く使いやすいシステムを構築する方法
第3章 現場で拡張ボードを使うための初歩的知識
 ・ システムに適したインターフェース・ボードを選択する
 ・ 拡張ボードを挿入する
 ・ 拡張ボードを挿入する前にパソコンの機種を確かめる
 ・ 拡張ボードと被測定物との結線方法
 ・ ソフトウェアの考え方
 ・ 制御システムを構築する

    セントロニクスとBCDを扱うための
第4章 8255Aとパラレル入出力の基本的な使い方
 ・ PIO-48W(98)について
 ・ 8255Aとは
 ・ プログラミングの予備知識
 ・ 入出力の実験
   * 準備編
   * モード 0 編
   * モード 1 編
   * モード 2 編

    A-D変換+パラレル出力ボードによる
第5章 ガス・センサを用いた匂いセンシング・システムの操作
 ・ システムの構成
 ・ 計測制御のソフトウェアの構成
   * 全体の流れ
   * データ計測
 ・ エア環境の制御

    A-D変換+D-A変換ボードによる
第6章 トランジスタとダイオードの特性を計るカーブ・トレーサの製作
 ・ カーブ・トレーサのハードウェアについて
 ・ ソフトウェアの構成について
 ・ D-A変換ボードのコントロール・プログラム
 ・ A-D変換ボードのコントロール・プログラム
 ・ リニアリティのチェック・プログラム
 ・ 標準偏差の計算プログラム
 ・ カーブ・トレーサのソフトウェア

    A-D/D-A変換ボードによる
第7章 C言語の割り込み入門と周波数特性測定装置の製作
 ・ 第1部 C言語による割り込み入門
   * 1秒カウント・プログラム
   * インライン・アセンブルと割り込み型関数
   * A-Dコンバータのドライブ・プログラム
   * D-Aコンバータのドライブ・プログラム
 ・ 第2部 A-D/D-A変換ボードを用いた周波数特性測定装置
   * 周波数特性の測定方法
   * プログラムの流れ
   * 本システムのハードウェア
 ・ ソフトウェア
   * 問題点と課題

    A-D変換+パラレル出力ボードによる
第8章 赤外線センサからの入力とステッピング・モータの制御
 ・ A-D変換モジュール AD12-16L
 ・ TTLレベル・パラレル出力モジュール PO-32T
 ・ 赤外線センサからの入力
 ・ ステッピング・モータの制御
 ・ A-D変換プログラム
 ・ パラレル出力の制御
 ・ センサの入力からモータを動かすプログラム

    Basic+dBASEV言語でプログラミングした
第9章 可変周波数発振器(VFO)の周波数ドリフトの測定
 ・ A-D変換モジュールで周波数を知る
 ・ AD12-1U(98)の概要
 ・ ハードウェアの準備
 ・ データ取得用プログラムの準備
 ・ 周期/周波数の計算テスト用プログラム
 ・ VFOの周波数ドリフトの測定

    A-D変換+シリアル・ボードで照明制御システムを組む
第10章 NOTEBOOK[98]の活用を広げるReal Time Access[98]の使い方
 ・ パソコンと計測制御の微妙な関係
 ・ RTAとデータの流れ
 ・ RTAのインストールの方法
 ・ RTAのコマンド
 ・ コマンドの実行
 ・ RTAからのデータの読み取り
 ・ RTAを利用した照明制御システム
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<356010>

トランジスタ技術スペシャル 53.

パソコンによる計測・制御入門
   研究室や実験室で必要なデータ収集のノウハウを基礎から解説

トランジスタ技術編集部 編
B5判 160頁 定価1,835円(税込)

 産業・研究分野においては,試験装置や実験装置,あるいは生産・環境設備などにコンピューティング・ニーズが発生します.いまもっとも不足しているのが,パソコンや計測機器を用いて簡易的に,また容易にシステムを構築するノウハウや情報です.そこで,実験室で計測・制御を実践するための方法を,解説します.

U
特集 研究室や実験室で必要なデータ収集のノウハウを基礎から解説
   パソコンによる計測・制御入門

Introduction パソコンの高機能化と計測・制御への応用

第1章 高機能パソコンの使い方と旧式のパソコンのゆくえ
    研究室や実験室のコンピューティング・ニーズ     

第2章 コンピュータの習熟度により選択肢が限られる
    計測器とパソコンの間のインターフェースを選ぶ     

第3章 既存の計測器の転用や新規購入の計測器を選択するときの注意
    計測機器にはどういったものを選べばよいか     

第4章 PC98シリーズか,PC/AT互換機か,マッキントッシュか
    パソコンにはどういったものを選べばよいか     

第5章 DOSから,Windowsか,MacOSか
    OSおよびシステム構築言語にはなにを選べばよいか     

第7章 計測制御システムをむだなく構成するために必要な知識
    コスト・パフォーマンスのよいシステムを構築するには     

第8章 なにを計測しているか考え,意味のない精度を求めないために
    実用的な計測の方法と精度の考え方     

第9章 拡張ボードと汎用データ・ロガーを使った
    温度制御システムとpH制御システムの構成法     

第10章 各計測制御法による液体温度の制御例を検証する
    温度計測・制御の事例研究    

    第11章 RS232C付きの計測制御ユニットと実験システムの構築
    簡易計測制御用周辺機器の製作と応用     

第12章 フリーウェアや市販のソフトを活用しよう
    データ解析とデータ編集の方法

    汎用グラフ作成ソフトの応用/市販表計算ソフトの利用方法

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科学計測のための画像データ処理
パソコン/EWS活用による画像計測&処理技術

河田 聡/南 茂夫 編著
A5判 306頁 定価3,262円(税込)
ISBN4-7898-3030-6

実験室や研究室での科学計測において,画像データ処理の重要性が高まっています.本書では,各種処理手法(加工,解析,評価,…)を,その「原理」と,「処理プログラム(おもにCで記述)」,「処理事例」を示しながら解説しており,より実用性の高い教科書となっています.

 第1部 入門編

第1章 科学計測と画像処理
 はじめに−画像と画像処理
 1.1 計測と目と画像
1.2 化学計測と画像データ
1.3 点・線から面・立体へのセンシング技術
1.4 不可視画像の可視化と仮想画像
1.5 化学計測画像のための数値処理
1.6 むすび
 第1章のまとめとポイント

 第2部 計測編

第2章 画像を計測する光学システムの基礎
2.1 結像光学系
2.2 照明光学系
2.3 走査光学系
 第2章のまとめとポイント

第3章 画像センシングと光センサ
 3.1 光画像のセンシンジ技術
  3.1.1 写真による画像データの収集
  3.1.2 ポイント・センサと走査機構による生画像データの収集
  3.1.3 イメージ・センサによる生画像データの収集
 3.2 イメージ・センサの構造と特性
  3.2.1 イメージ・センサの種類と原理
 第3章のまとめのポイント

第4章 サンプリングとディジタル化
 4.1 サンプリング操作
 4.2 1次元サンプリング定理(標本化定理)
 4.3 2次元サンプリング定理
4.4 ディジタル・データの収集
 第4章のまとめのポイント

 第3部 基礎編

第5章 縦軸の変換−強度軸の変換
 5.1 画像計測のための縦軸の変換
  5.1.1 γ補正
  5.1.2 対数変換
 5.2 画像評価のための縦軸変換
 5.3 局所的縦軸変換
  5.3.1 適応2値化処理
  5.3.2 一定分散強調(CVE)処理
 第5章のまとめのポイント

第6章 横軸の変換−空間座標軸の変換
 6.1 画像の行列表現と直交変換
 6.2 2次元FET
 6.3 画像のベクトル表現と線形システム
6.4 複数の画像の取り扱い
 第6章のまとめのポイント

第7章 計測画像のフィルタリング
 7.1 画像とフィルタ
 7.2 ローパス・フィルタ−雑音除去と平滑化
  7.2.1 ウイナー・フィルタ−雑音除去のための理想フィルタ
  7.2.2 局所平均によるスムージング
  7.2.3 Cubic B-スプライン
  7.2.4 2次元 Savitzky-Golayフィルタ
  7.2.5 ロバスト推定とメディアン・フィルタ
 7.3 画像データに対するIIRフィルタ
 7.4 ハイパス・フィルタ−線・エッジの検出と画像の鮮鋭化
 第7章のまとめのポイント

 第4部 データ処理編

第8章 信号回復論と逆問題
 8.1 逆問題とインバース・フィルタ
 8.2 ウイナー・インバース・フィルタ
  8.2.1 フーリエ面での解釈
  8.2.2 行列方程式のウイナー・インバース
 8.3 超解像フィルタ
 8.4 そのほかの信号回復法と逆問題
 第8章のまとめのポイント

第9章 パターン認識とマッチド・フィルタリング
 9.1 パターン認識とは?
 9.2 残差2乗和に基づくパターン認識法(最短距離法)
 9.3 マッチド・フィルタリング(相互相関法)
 9.4 フーリエ位相相関法
 9.5 パターンの位置推定
 第9章のまとめのポイント

第10章 CTの原理と3次元CT手法の活用
10.1 プロジェクション(投影)の数学的意味
10.2 リコンストラクション(再構成)の原理
10.3 連続量の離散表現と補間法について
10.4 逆行列の考え方に基づいた再構成法
10.5 3次元CT
第10章のまとめのポイント

第11章 カラー画像と画像分光データ処理
11.1 多重分光画像と物質情報
11.2 パターン分離法−逆変換
11.3 最適画像分光測定法
11.4 パターン推定法
11.5 パターン識別法
第11章のまとめのポイント

第12章 計測画像データ処理のトピックス
12.1 吸収分布と位相分布を分離観測できる顕微鏡
12.2 白色干渉縞による表面形状測定
12.3 スペクトロ・クロマトグラムによる未知物質の定量・定性分析
第12章のまとめのポイント

用語解説
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<030311>

科学計測のための波形データ処理
計測システムにおけるマイコン/パソコン活用技術

南 茂夫 編著
A5判 240頁 定価1,998円(税込)
ISBN4-7898-3031-4

実験室や計測現場では,センサから得られた生の波形データを加工して,余分な雑音成分を除去したり,各種信号処理を施してデータの分析・評価をすることが多くあります.本書は,計測データの波形処理として使われる各種手法を詳解,処理プログラム例も多数掲載しています.

第1章 科学計測とラボラトリ・オートメーション
 1.1 科学計測とは?
 1.2 科学計測とミニコンが生んだLA
 1.3 ミニコンを用いたLAの形態
 1.4 マイコンを用いたLAの形態
 1.5 パソコンを用いたLAの形態
 第1章のまとめとポイント

第2章 波形データとマイコン/パソコン
 2.1 センシング・システムと波形データ
 2.2 マイコン/パソコンの働きと波形処理
 第2章のまとめとポイント

第3章 アナログ入出力とデータ交換
 3.1 データ変換の基本
 3.2 波形のサンプリングから復元まで
 3.3 データ変換のためのデバイス技術
  3.3.1 アナログ・マルチプレクサ
  3.3.2 サンプル・ホールド回路
  3.3.3 A-D変換器
  3.3.4 D-A変換器
 3.4 インターフェーシングの基本的心得
  3.4.1 センサ・アナログ出力の取扱い
  3.4.2 コンピュータへのディジタル入力の取扱い
 第3章のまとめとポイント

第4章 不規則雑音の解析
 4.1 雑音の性質をきめる諸量
 4.2 コンピュータによる雑音と応用例
  4.2.1 観測時間
  4.2.2 振幅分布分析
  4.2.3 自己相関関数演算
  4.2.4 パワー・スペクトル
 第4章のまとめとポイント

第5章 演算処理による雑音除去法
 5.1 雑音除去法のいろいろ
 5.2 移動平均法
  5.2.1 演算法
  5.2.2 単純移動平均法
  5.2.3 多項式適合法
  5.2.4 適応化平滑化法
 5.3 周波数領域法
 5.4 積算平均化
 第5章のまとめとポイント

第6章 信号波形の検出と抽出
 6.1 ピーク検出
 6.2 自己相関関数の応用
 6.3 相互相関関数の応用
  6.3.1 インパルス応答測定
  6.3.2 波形検索
 第6章のまとめとポイント

第7章 波形歪の補正法(ディコンボリューション処理)
 7.1 ディコンボリューションとは?
 7.2 ディコンボリューションの原理
  7.2.1 信号面処理
  7.2.2 フーリエ面処理
 7.3 応用例と問題点
  7.3.1 収束のようす
  7.3.2 雑音の影響
  7.3.3 発光スペクトルへの適用例
 第7章のまとめとポイント

第8章 フーリエ変換
 8.1 スペクトルとは?
 8.2 コサイン変換
 8.3 フーリエ変換
 8.4 FETのアルゴリズム
 8.5 FETプログラムと演算実例
 第8章のまとめとポイント

第9章 最大エントロピー法
 9.1 最大エントロピー法(MEM)−歴史と現状
 9.2 FETではなぜだめなのか?
 9.3 MEMの理論
 9.4 Burg法のアルゴリズムの説明
 9.5 MEMプログラムと演算実例
 第9章のまとめとポイント

第10章 重畳波形の分離と分解
 10.1 波形分解・分離とは?
 10.2 波形モデル
 10.3 初期パラメータ決定
 10.4 シンプレックス(Simplex)法
 10.5 Davidon-Fletcher-Powell(DFP)法
 10.6 Gauss-Newton法
 第10章のまとめとポイント

第11章 多変量解析手法
 11.1 多変量解析とは? −関係と要約
 11.2 重回帰分析の応用
 11.3 重回帰分析法のプログラムと演算実例
 11.4 主成分分析の応用
 11.5 主成分分析法のプログラムと演算実例
 第11章のまとめとポイント

用語解説
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