電子パーツ,ノイズ関連

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改訂 オプト・デバイス応用ノウハウ (品切重版未定)
素子の特性を100%活かすかんどころ

谷 善平 編著
A5判 284頁 定価2,957円(税込)
ISBN4-7898-3080-2

オプト・デバイスは,いまやメカトロニクスだけでなく家電機器,OA機器に欠かせないセンサとして広く使用されています.本書はそのようなオプト・デバイス・メーカの技術者によって用意されたもので,応用分野ごとに注意しなければならないノウハウが多くの事例のもとに紹介されています.

第1章 オプト・デバイス入門
 1.1 可視発光ダイオード
   1.1.1 発光ダイオードの原理
   1.1.2 発光ダイオードの発光材料
   1.1.3 可視発光ダイオードの基本特性
 1.2 赤外発光ダイオード
   1.2.1 赤外発光ダイオードの発光機構
   1.2.2 赤外発光ダイオードのウェハ・プロセス
   1.2.3 赤外発光ダイオードのアセンブリ・プロセス
   1.2.4 赤外発光ダイオードの基本特性
 1.3 半導体レーザ
   1.3.1 レーザ発振の基礎
   1.3.2 半導体レーザの動作原理
   1.3.3 半導体レーザの構造と製作法
   1.3.4 半導体レーザの特性
 1.4 受光素子
   1.4.1 フォト・ダイオードの動作原理
   1.4.1 フォト・トランジスタの動作原理
 1.5 OPIC
   1.5.1 概説
   1.5.2 OPICの特長
   1.5.3 OPICにおけるフォト・ダイオード
   1.5.4 光が電子素子特性に及ぼす影響と対策
   1.5.6 使用上の注意

第2章 可視発光ダイオードの使い方
 2.1 概説
 2.2 可視発光ダイオードの使い方
   2.2.1 数字表示
   2.2.2 ドット・マトリックス
   2.2.3 LED表示板
   2.2.4 車載用LED
   2.2.5 自動装着機への応用
   2.2.6 カメラへの応用
   2.2.7 ファクシミリへの応用
   2.2.8 複写機への応用
   2.2.9 LEDプリンタへの応用

第3章 赤外発光ダイオードの使い方
 3.1 概説
 3.2 赤外発光ダイオードの応用回路例
   3.2.1 抵抗負荷により1個の発光ダイオードを駆動する
   3.2.2 直接接続,並列接続により複数個の発光ダイオードを駆動する
   3.2.3 トランジスタを用いた定電流駆動回路
   3.2.4 ロジックIC
   3.2.5 正弦波変調回路
   3.2.6 パルス変調回路
   3.2.7 フォト・トランジスタとの組み合わせ応用例

第4章 半導体レーザの使い方
 4.1 概説
 4.2 半導体レーザの種類
 4.3 半導体レーザの取り扱い方
   4.3.1 静電破壊の防止
   4.3.2 回路,基板の取り扱い方
   4.3.3 半導体レーザの簡単な光出力の測定方法
   4.3.4 パルス駆動した場合の光出力の測定方法
   4.3.5 光学的な取り扱い方法,その他
 4.4 半導体レーザの安全性について
 4.5 半導体レーザの駆動回路
   4.5.1 APC駆動回路
   4.5.2 パルス駆動回路
 4.6 半導体レーザの応用例
   4.6.1 光ディスク
   4.6.2 レーザ・ビーム・プリンタ
   4.6.3 光伝送
   4.6.4 その他

第5章 受光素子の使い方
 5.1 概説
 5.2 受光素子の光学的特性
   5.2.1 受光素子の分光感度特性
   5.2.2 受光素子の指向特性
 5.3 フォト・ダイオード
   5.3.1 電気的特性
   5.3.2 応用回路
 5.4 フォト・トランジスタ
   5.4.1 電気的特性
   5.4.2 応用回路
 5.5 カラー・センサ
   5.5.1 カラー・センサの分光感度特性
   5.5.2 カラー・センサの応用
 5.6 OPIC化受光素子
   5.6.1 特徴
   5.6.2 代表的なOPIC化受光素子

第6章 フォト・カプラの使い方
 6.1 概説
   6.1.1 フォト・カプラの種類
   6.1.2 フォト・カプラの構造
 6.2 フォト・カプラの応用回路例
   6.2.1 強電接点入力回路
   6.2.2 フォト・カプラのノイズ対策
   6.2.3 パルス幅変調方式スイッチング・レギュレタへの応用
   6.2.4 モータ速度制御への応用
   6.2.5 システム間インターフェース
   6.2.6 チョッパ回路への応用
   6.2.7 高速フォト・カプラとして使う場合のエミッタ接地型の回路構成
   6.2.8 TTLとのインターフェース
   6.2.9 C-MOSとのインターフェース
   6.2.10 電圧モニタ回路
   6.2.11 マルチバイブレータ回路素子としてのフォト・カプラ
   6.2.12 モニタ付き二次電池充電回路
   6.2.13 電話機の着信検出回路
   6.2.14 ACパワー・モニタ回路
   6.2.15 スイッチング・レギュレータの電圧検出回路
   6.2.16 インバータ回路
   6.2.17 SSR(Solid State Relay)への応用
   6.2.18 ゼロ・クロス機能付きSSRへの応用

第7章 フォト・インタラプタの使い方
 7.1 概説
 7.2 動作原理
 7.3 透過型フォト・インタラプタを使用した場合の回路例
 7.4 反射型フォト・インタラプタを使用した場合の回路例
 7.5 応用回路
   7.5.1 メータ検出
   7.5.2 回転数,回転速度検出回路
   7.5.3 移動方向,回転方向検出回路
   7.5.4 光量補償した反射型フォト・インタラプタ
   7.5.5 OPIC化フォト・インタラプタ
   7.5.6 エンコーダ機能付きフォト・インタラプタ
   7.5.7 感度調整反射型フォト・インタラプタ
   7.5.8 光変調式反射型フォト・インタラプタ
   7.5.9 傾き角検出反射型フォト・インタラプタ

第8章 ソリッド・ステート・リレーの使い方
 8.1 概説
   8.1.1 ソリッド・ステート・リレー(SSR)とは
   8.1.2 SSRの特長
   8.1.3 SSR使用上の注意
 8.2 基本応用回路例
   8.2.1 基本入力回路例
   8.2.2 基本出力回路例
 8.3 応用回路例
   8.3.1 スイッチによるSSRの駆動例
   8.3.2 NPNトランジスタによる駆動例
   8.3.3 PNPトランジスタによる駆動例
   8.3.4 ICによる駆動例
   8.3.5 交流による駆動例(ブリッジ整流型)
   8.3.6 白熱電球のON・OFF制御回路
   8.3.7 ガス点火装置
   8.3.8 タイマによるSSR制御
   8.3.9 光電式リモコンとSSRの組み合わせ
   8.3.10 リバーシブル・モータの正・逆転回路
   8.3.11 日光弁付き街灯制御回路
   8.3.12 保持入力型スイッチとSSR

第9章 リモコン受光ユニットの使い方
 9.1 概説
 9.2 動作原理
   9.2.1 送信信号例
   9.2.2 内部回路動作
 9.3 特性
   9.3.1 距離特性
   9.3.2 耐外乱光特性
   9.3.3 耐電源ノイズ
   9.3.4 耐電磁ノイズ
   9.3.5 指向角特性
 9.4 リモコン・センサ

第10章 光ファイバ・データ・リンクの使い方
 10.1 概説
 10.2 光ファイバ・リンクの種類
   10.2.1 光ファイバ・ケーブルの種類
   10.2.2 光ファイバ・リンクの適用分野
   10.2.3 機器間,機器内伝送への適用
 10.3 光ファイバ・リンクの使い方
   10.3.1 ディジタル・オーディオ機器間伝送用光ファイバ・リンク
   10.3.2 単線双方向ファイバ・リンク

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七五調による電子回路技術定石集(品切重版未定)
部品の知識から実装技術までのかんどころ

稲葉 保/森口章成 共著
A5判 304頁 定価2,345円(税込)
ISBN4-7898-3143-4

電子技術の入門者を対象に,基礎技術をより実践的にわかりやすく解説した,テクニカルな定石集です.各種技術のポイントを短歌に詠み込み,それぞれの技術的解説を加えることにより,自然とテクニックが身につくことを目指しました.したがって,読むというより,口ずさむことで技術的概念を習得することが可能.

第1章 部品の知識
 * セメントも 中を開けば 巻き線型 高周波では Lに変身
 * 測定用 金属皮膜抵抗器 カーボンよりも ずっと正確
 * ダミー負荷 パワーアップは ひとつより 整列接続 するが得策
 * 減衰器 高周波では 漏れやすい シールドしたり ベタアースせよ
 * 抵抗の 比率の精度 上げるには まさにぴったり 集合抵抗
 * 半固定 トリマ抵抗 便利だが 可変範囲は 極力狭く
 * 可変でも 高い精度が 不要なら 十分使える 炭素ボリューム
 * 高精度 ヘリカル・ポテンショ 生かすには スライダには 負荷をかけるな
 * ケミコンは 耐圧,温度も さりながら 電流定格 厳守するべし
 * 大容量 f特も良い タンタルコン 逆接続には 油断禁物
 * パスコンは 低インピーダンスを 保つため 大と小との 二人三脚
 * 高周波 電力回路の パスコンは 電流経路に 多数並列
 * 小さいが 高誘電率 セラコンは 電圧により 容量変化
 * パラ止めは ダテやシャレでは ありません LもRも はじき出し得る
 * フェライトを 貫ぬき留めた ビーズ玉 コイルでもあり コイルでもなし
 * ドーナツに コイルを巻けば トロイダル 磁束が漏れず 計算も楽
 * 対称な 差動信号 作るには 高周波では バラン最適
 * 岐れ道 ハイブリッド・コイル使えば パワー分配 相互不干渉
 * 電流を 切らずに測る プローブは 変圧器ならぬ 変流器なり
 * 小型化に チップ・コイルも 良いけれど 精度,安定度 いまひとつかな
 * EMIフィルの 効果を活かす その秘訣 ガッチリ接地 きちんとシールド
 * 厳重な ノイズ対策 したうえは 内側で切れ パワー・スイッチ
 * トランスの f特を良く したいなら 選ばにゃならない 負荷の抵抗
 * 同軸は シールド線に 似て非なり 間違ングでは 波形乱れる
 * 高速で 低ドロップの ショットキー 濡れ電流は わずか大きい
 * 正確な ツェナ電圧 保つには 変えてはならぬ 動作電流
 * 高速で 大電力の スイッチには バイポーラより MOSに軍配
 * 瞬間に 動作させ得る 値でも 時間とともに 許容値は減る
 * パワーMOS 入力 Zは 高くない 周波数には 反比例する
 * 低雑音 アンプ選びも 要るけれど 下げなきゃならぬ 信号Z
 * 三端子 レギュレータの 出力Z 負荷から見ると コイルと同じ
 * 絶縁型 DC-DCコンバータ C結合で ノイズ素通り
 * フォト・カプラ 理想の絶縁 確かだが それでも必要 ノイズ対策
 * ON・OFFで 速さが違う フォト・カプラ 負荷抵抗も かなり影響
 * 電源の サージ吸収 バリスタも 電子回路にゃ ちょっと用心
 * IC用 ソケット選びの 秘訣とは 使わぬことが 何より勝る
 * 接点の 最大電流 気にするが 「最小電流」 これも大切
 * リレーでは コイル電力 熱になり 誘発される 熱起電力
 * スイッチの 切り替えノイズ 減らすには OFFにならない 機構を求めよ

第2章 回路技術の基礎
 * RC 直列回路の働きは 一次積分 ローパス・フィルタ
   CR 直列回路の働きは 一次微分 ハイパス・フィルタ
 * f特を 立ち上がりから 測るには 0.35×逆数
 * アナログの サンプル・ホールド・ アンプには 低いIB 高いRi
 * OPアンプ Riだけ高くても fが上がれば Zは下がる
 * 入力の インピーダンス 上げるには 何はともあれ 抵抗分割
 * 高抵抗 T字回路で 擬くとも 他の性能 落ちることを知れ
 * スイッチと 言葉のうえで 呼ぶけれど ON抵抗は 残るCMOS
 * ありふれた ツェナ・クランプ 回路でも 潜む容量 f特下げる
 * 接点の 浮遊容量は 消せないが 2個シリーズで 事実上消す
 * 省部品 自己バイアスを 使うとも 使うべからず 固定バイアス
 * FET バラつき多い 素子なれど ソース抵抗で 変化吸収
 * 定電流 基本的には コレクタの 高抵抗を 利用したもの
 * VBE 温度によって 変わるもの うまく打ち消しゃ 安定になる
 * SEPPでは 無信号でも 喰われてる アイドル電流 忘れてはダメ
 * 電源が 基準精度で ない限り 変動覚悟で 使うべきなり
 * オフセット 調整抵抗 気を抜くと 豈図らんや ドリフトが増す
 * プリアンプ 個別部品で 作るとも 集積回路にゃ ちょいと及ばぬ
 * IBが 小さいはずの BiFET 温度上がれば 何と百倍
 * 負帰還を 減らせスピード 上げるには 位相補償 極力減らせ
 * OPアンプの 出力 Z 測るには 電流変えて 電圧を読め
 * 起こらぬと 言えぬ 短絡,過電圧 外へ出る線 保護は定石
 * 大容量 負荷に手を焼く OPアンプ デルタ回路で 安定度得る
 * 雑音を 嫌うアンプの 信号源 できる限り 抵抗下げよ
 * 低雑音 交流信号に 限るなら 極めて有効 トランス結合
 * アンプだけ 低雑音を 構えても 出力に乗る 電源ノイズ
 * 三端子 安定化電源の 代名詞 頭冷やして 実力発揮
 * 電圧を 変える術なき 三端子 背のびしたり 下駄をはいたり
 * 電源が ディジタル・アナログ 同居なら せめて間仕切り デガップリング
 * アナログに SW電源を 使うなら LCフィルタで 雑音対策
 * 火花散る リレー・コイルや モータは ノイズ防止で 直接に取り付け

第3章 アナログ回路技術

 * OPアンプ 電池で動作 させるには 中点電位 作る手もある
 * 低雑音 アンプ選びも 大事だが 電源きれいに するも大切
 * 直流で コモン・モードを 抑えても fが上がれば 素通り増える
 * 電源の 影響避ける 能力は 最前提が 直流でのこと
 * 負帰還の 仮想接地の 変動が 示してくれる アンプの特性
 * f特は 振幅のみに 限らない 位相平坦 補正もできる
 * 複雑な チョッパ・アンプも 今日日では ワンチップ化で 手軽に使える
 * 低ドリフト チョッパ・アンプの 泣きどころ 出力飽和で 遅ーい回復
 * 電源を コモン・モードが 超えるとき 差動アンプで 信号取り出す
 * 反転と 非反転の 位相差は 回路次第で ゼロに近づく
 * 単体の トランジスタのfTは 電流により 大きく変化
 * 高電圧 ブースタには ディスクリートと OPアンプとの コンビネーション
 * 負帰還を 深くかけられない アンプ 曲げて 入力端子で補償
 * f特は, 電流により 変わるもの 可変帯域 これを応用
 * 高抵抗,高速信号 受けるには 低い入力容量 決め手
 * エミフォロは 手取り早い バッファだけど 負荷によっては 発振注意
 * 大電流 低損失で 得たければ ダーリントンより エミッタ接地
 * 電話用 アクティブ・ハイブリッド回路 トランス負荷で 下がるアイソレ
 * CMOSの DACの応用 可変アンプ ゲインと共に f特も変わる
 * 絶対値 半波整流と 加算器じゃ 低周波でも 波形 難あり
 * 高速化 するは難し 絶対値 差動回路で 位相差減らす
 * ピーク値を 保持する機能 OPアンプ 2個を使って 精度向上
 * 使い良い モノリシックの 乗算器 XとYで 違うf特
 * 割算の 精度は自ずと 限られる 分母ゼロでは オープン・ループ
 * 正弦波 2乗回路を 通したら 2倍のfの 正弦波なり
 * 正弦の 四十五度波 得る方法 サイン・コサイン 同じ比で足す
 * スイッチを 仮想接地に つないだら 大振幅も 楽に切り替え
 * OPアンプ コンパレータに 使うとき スルーレートが 遅れを決める
 * トランジスタ 蓄積時間は 長いもの 並列コンで スピード上げる
 * 強烈な コモン・モードを 除くには 勝るものなし 絶縁アンプ
 * 交流の 信号を送る ケーブルに 電源乗せて 配線減らす
 * おかしいな コイル無くても インダクタ OPアンプと CRで構成
 * FET 温度係数 ゼロの点 手軽に使える 基準電流
 * Q設定 VCVS フィルタでは Cの比よりも 利得を変える
 * バンドパス ローパス,ハイパス すべて得る 状態変数型の フィルタ
   2出力 Q計算が 簡単な バイクワッド型の フィルタ
 * 単独では Qが低い ツインT 正帰還かけ Qを上昇
 * OPアンプ 出力Zは インダクタ ローパス・フィルタで 高域が筒ぬけ
 * 小信号 電源雑音は 致命的 ノッチ・フィルタで 鋭くえぐれ
 * 微分器は 型どおりでは 不安定 早いアンプで ゲインは落とせ
 * サーボ用 ループ・フィルタの 積分器 進み補償で 遅れをカバー
 * リモコンで 積分定数 変えるには 乗算器または PWM
 * 正弦波 発振回路の ひずみ率 AGCが その鍵にぎる
 * 2相得る 超低周波 発振器 AGCより リミッタ有利
 * 超低速 ランプ電圧 作るには カウンタ+DACが便利
 * 副共振 奇数倍での 振動を 巧みに利用 オーバ・トーン
 * 方形波 フィルタ通せば 正弦波 高安定度 容易に実現
 * CMOSの 水晶発振 回路でも 入力側は ほぼ正弦波
 * PLL 可変逓倍器の基本 ノイズ,リプルが 波形を濁す
 * ROMのよる 直接波形 合成器 ラッチ無しでは 気になる雑音
 * ありきたり シリーズ・レギュレータ とは言え 入力電圧 谷間に注意
 * 大電流 負荷への配線 長いとき 誤差をなくせる リモート・センス
 * トータルの 消費電力 減らすには 信号電流 控えるがコツ
 * 負電圧 レギュレータ型 コンバータ 大電流と 高精度得る
 * 究極の 基準電圧 399 ヒータ制御で 安定保つ
 * 電流源 高精度化は OPアンプ 大電流は 個別部品で
 * 気をつけよう ノイズ・メータの 表示には 聴感補正 かけてあるもの
 * CMOSの アナログ・スイッチは ノイズ源 電荷注入で オフセット増す
 * バイアスの ピコアンペアを 測るには Cの電圧 変化測定
 * 交流の 大出力の電流源 パワー・アンプに 電流帰還

第4章 ディジタル回路技術
 * 5Vの ロジック・ファミリ 似てるけど 微妙に違う ノイズ・マージン
 * TTL CMOSファミリ 駆動には プルアップまたはHCT
 * 0 0は 正論理では NANDだが 負論理のとき NORに変身
 * 入力の スルーレートが 低いとき 出力に出る ヒゲに用心
 * 必要悪 外部入力 護るため 入れた抵抗が スピード落とす
 * CMOSは ファンアウト数 無制限? 負荷を増やせば 下がるスピード
 * ロジックの 出力レベル H・Lで インピーダンスも 変化するもの
 * 伝送線 オーバ・シュート 防ぐには クランプするか 直列抵抗
 * 電源の 範囲の広い CMOSは スピード変化 忘れるべからず
 * ロジックは 広帯域の 雑音源 フェライト・ビーズで 拡散防止
 * CMOSの 消費電流は パルス状 パスコン無しでは 電源踊る
 * 低電力 歌い文句の CMOSは fに比例で 電力を喰う
 * SRAMの バックアップは ご用心 電圧,温度で 消費激変
 * 負荷多い システム・クロック ドライバは パラにつないだ CMOS最適
 * インバータ 奇数個つないだ 発振器 遅延時間を 測る方法
 * シュミットで 立ち上がりのみ 積分は ノイズを捨てて 信号残す
 * シュミットで 立ち下がりのみ 積分は 細いパルスを 拡げる役目
 * CR 微分回路は 無理がある 積分+ NANDで安堵
 * 魔訶不思議 積分+ EXOR 上がり下がりの 両辺微分
 * DFF+ゲートで 微分する 同期回路の 基本構成
 * シュミットは 専用ICに 限らない ゲートに帰還 かけても作れる
 * 接点は チャタリング するのは常識 シュミットまたは FFで消す
 * イニシャルの リセット回路の 時定数 長めにとれば いつも安心
 * 電源が 落ちる途中の 悪あがき 防いでくれる 監視IC
 * 4000と HCMOSの ワンショット 遅れはもちろん 時間も違う
 * ワンショット 123は リトリガ 221は ノンリトリガ
 * コンピュータに アドレス・デコーダ 必需品 コンパレータで 汎用対応
 * DFF ホールド時間は 0で良い セットアップは 余裕をもって
 * 2ビットの リング・カウンタ 正確な 90度差の 2相出力
 * FFは 基本機能に 手を加え 変身させて 応用拡げる
 * 非同期の カウンタ出力 ずれるけど 1個でビット 多いのがとりえ
 * 同期式 カウンタ出力 ずれないが 最高fは いまひとつかな
 * レート・マルチ 正確なf 作るとも 多いジッタが 用途制限
 * 直列を 並列に変換する回路 とりも直さず シフト・レジスタ
 * 並列に シフト・レジスタに セットして 送り出したら 直列信号
 * 入力の うちからひとつ 選び出す その名のとおり データ・セレクタ
 * デコーダは ディジタル信号 分配器 n本で 2のn乗選ぶ
 * 多数桁 ディジタル・スイッチ 読むときは デコーダ+ ダイオードOR
 * SRAMの 電池切り替え PNP トランジスタで ドロップ減らす
 * メカトロは 飛び交う火花 ノイズ攻め フォト・カプラなど 今や常識
 * 雑音は 出力からも なだれ込む ハイパワーでは リレー必要

第5章 実装技術
 * 信号線 近づき過ぎは 黄信号 ついたて立てて 悪乗り防げ
 * 降りしきる ノイズの嵐 くぐるには 撚り線シールド 一端接地
 * シールドは 信号までも 削るもの 線は延ばすな シャフトを延ばせ
 * やむを得ず シールド線を 延ばすなら 奥の手もある シールド・ドライブ
 * 見つめ合う コイル同士の誘導は そっぽ向ければ 殊の他減る
 * シールドは いつも板とは 限らない 線一本でも 干渉防ぐ
 * ノイズ取り きれいになった ラインには 寄り添わせるな 外部配線
 * 配線は 直結したかに 見えるとも 長さに比例で リアクタンス増
 * パスコンも 足が長けりゃ パスコイル かっこ良さより 太く短く
 * トランスで コモン・モードは 除れるけど 巻線方法 大きなファクタ
 * 電源の 小型トランス すり抜ける ノイズの関所 ライン・フィルタ
 * セラコンを 二つ並べて 置くだけで 相互間にも ストレ1pF
 * 分圧器 ストレ打ち消す 方法は 直列Rに Cを抱かせる
 * 低レベル 高抵抗の 回路には 近く寄せるな 他の信号
 * 配線が 例え数ミリΩでも 大電流では 起こる電位差
 * 広帯域・大電力の アンプでは つなぐポイント 極めて重要
 * 電源を 抵抗ゼロでは つなげない デカップリングで 干渉防ぐ
 * 出力の 電位で囲む ガード法 部品変えずに リークを減らす
 * 平滑コン 思いの他の 大電流 パターン通して 出力に出る
 * 焼いもも 天ぷらもある はんだ付け 目で見る検査 大きなたより
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電池活用ハンドブック
電池の知識-電池活用デバイス-電池活用回路-充電回路-電池活用資料集

トランジスタ技術編集部 編
B5判 208頁 定価1,835円(税込)
ISBN4-7898-3162-0

本書は,各種電池の基礎知識を身につけるための解説記事,電池を活用するためのデバイスの使い方と回路設計技術,充電器・測定器の製作記事,小型電池の資料集などから構成されています.電子機器の回路設計技術者をはじめ,電池について詳しく知りたい読者にとって必須の書物です.

第1章 電池のいろいろ

第2章 各種電池の実用知識
 2-1 マンガン乾電池/アルカリ乾電池
 2-2 リチウム電池
    円筒形リチウム電池
    コイン形リチウム電池
    ペーパー形リチウム電池
    1.5V酸化銅リチウム電池
    充電式リチウム電池(リチウム二次電池)
 2-3 ボタン形電池
    酸化銀電池(SR系)
    アルカリ・ボタン形電池(LR系)
    空気電池(PR系)
    水銀電池(MR系,NR系)
 2-4 ニッケル・カドミウム蓄電池
 2-5 ニッケル水素蓄電池
 2-6 小型シール鉛蓄電池 2-7 イオン蓄電池

第3章 電池室の望ましい設計と漏液対策

第4章 電池用電源回路の設計ノウハウ

第5章 電池用電源デバイスとその応用回路
 5-1 3端子 DC-DCコンバータ RH5RCシリーズ
 5-2 スイッチング・レギュレータ TL499A
 5-3 昇圧型コンバータ LT1072
 5-4 DC-ACインバータの製作
 5-5 バッテリ・エミュレータの製作

第6章 電池で動作する回路
 6-1 MPU電源の比較研究
 6-2 リチウム二次電池のメモリ回路への応用
 6-3 メモリ・バックアップ回路とトラブルの考察
 6-4 1.5Vで動作するアナログ回路の解析

第7章 充電器の製作
 7-1 ニカド電池充電器の製作
 7-2 ニカド電池急速充電器の製作
 7-3 放電機能付きニカド充電器の製作
 7-4 汎用ニカド電池充電器の製作
 7-5 鉛蓄電池用充電器の製作
 7-6 太陽電池によるニカド充電器

第8章 バッテリ内部抵抗チェッカの製作

第9章 電池活用資料集
 9-1 マンガン乾電池/アルカリ乾電池
 9-2 リチウム電池
 9-3 ボタン形電池(酸化銀/水銀/アルカリ/空気)
 9-4 ニッケル・カドミウム蓄電池
 9-5 小型シール鉛蓄電池
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電子回路部品活用ハンドブック
受動部品/機構部品を100%活用するために

トランジスタ技術編集部 編
B5判 288頁 定価1,886円(税込)
ISBN4-7898-3170-1

本書は基本的な受動部品である抵抗/コンデンサ/インダクタをはじめ,コネクタ,リレーなどの機構部品,電池,パワー・サーミスタなどの電源回路部品,EMIフィルタ,バスバーなどのノイズ対策部品についての使い方のノウハウを説明します.

第1章 基本受動回路部品
抵抗器
 1-1 抵抗器の種類
   * 抵抗器の記号
 1-2 抵抗器の使用上の注意
 1-3 高性能抵抗器
 1-4 中途半端な抵抗値の作り方
 1-5 抵抗器のアナログ回路への応用
 1-6 抵抗器のディジタル回路への応用
   * 高い抵抗値を必要とする場合
 1-7 標準抵抗器を使った任意抵抗値の構成プログラム
半固定抵抗器
 2-1 半固定抵抗器の種類
 2-2 半固定抵抗器の使用上の注意
コンデンサ
 3-1 コンデンサの種類
 3-2 コンデンサの原理
 3-3 アルミ電解コンデンサの使用上の注意
   * アルミ電解コンデンサの基板への取り付け
 3-4 タンタル・コンデンサの使用上の注意
   * コンデンサの許容差
 3-5 フィルム・コンデンサの使用上の注意
   * 可変容量コンデンサとは
 3-6 コンデンサのA-Dコンバータへの応用
   * ワンショット回路での注意
 3-7 コンデンサのノイズ対策への応用
   * ストレ容量の影響
超大容量コンデンサ
 4-1 超大容量コンデンサとは
 4-2 超大容量コンデンサの応用
水晶振動子
 5-1 水晶振動子とは
   * 水晶振動子の封じ方法
 5-2 水晶発振回路の良し悪しの見分け方
 5-3 水晶振動子を使った発振回路
   * 用途別水晶振動子
プログラマブル水晶発振器
 6-1 プログラマブル水晶発振器とは
 6-2 プログラマブル水晶発振器の応用
セラミック発振子
 7-1 セラミック発振子とは
   * VCOへの応用
 7-2 セラミック発振子の発振回路
 7-3 セラミック発振子を用いたC-MOS発振回路の注意
インダクタ
 8-1 インダクタとは
 8-2 インダクタの使用上の注意
   * コイルの高周波使用上の注意
 8-3 インダクタの高周波回路への応用
 8-4 高周波での寄生効果
ディレイ・ライン
 9-1 ディレイ・ラインとは
 9-2 ディレイ・ラインの波形の規定と用語の意味
   * ディレイ・ラインの応用例
 9-3 ディレイ・ラインの不整合反射
 9-4 ディレイ・ラインの応用
パルス・トランス
 10-1 パルス・トランスとは
 10-2 パルス・トランスの選び方
 10-3 パルス・トランスの簡単な設計法
 10-4 パルス・トランスの応用
バラン
 11-1 バランとは
 11-2 バランの応用
 11-3 コモン・モード・チョーク・コイルの応用

第2章 機構的電子回路部品
コネクタ
 1-1 コネクタの種類
 1-2 コネクタの使用上の注意
 1-3 コネクタの特性
同軸コネクタ
 2-1 同軸コネクタとは
スイッチ
 3-1 スイッチの使い方
感温リード・スイッチ
 4-1 感温リード・スイッチとは
 4-2 感温リード・スイッチの使用上の注意
 4-3 感温リード・スイッチの応用
リレー
 5-1 リレーの種類
 5-2 リレーの使用上の注意
 5-3 リレーのチャタリング除去回路
同軸リレー
 6-1 同軸リレーとは
 6-2 同軸リレーの用語の意味
 6-3 プログラム・アッテネータへの応用
SSR
 7-1 SSRとは
 7-2 SSRの使用上の注意
 7-3 SSRの応用
電気化学的積分素子
 8-1 電気化学的積分素とは
 8-2 FCタイマとは
 8-3 イーセルとは
   * FCタイマの応用
 8-4 メモリオードとは

第3章 電源回路部品
トランス
 1-1 トランスとは
   * トランスの巻き始めと巻き終わり
 1-2 電源トランスの選び方
 1-3 困った時のトランス利用法
スイッチング・レギュレータ用トランス
 2-1 スイッチング・レギュレータ用トランスの設計
放熱器
 3-1 放熱器の選び方
電池
 4-1 電池の種類
 4-2 電池の選び方
 4-3 リチウム電池の使い方
 4-4 ニカド電池の使い方
サージ・アブソーバ
 5-1 サージ・アブソーバとは
 5-2 サージ・アブソーバの特性
チョーク・コイル
 6-1 チョーク・コイルの使用上の注意
パワー・サーミスタ
 7-1 パワー・サーミスタとは
 7-2 パワー・サーミスタの選び方
ヒューズ
 8-1 ヒューズの選び方

第4章 ノイズ対策用部品
EMI(電磁波障害)
 1-1 EMIとは
EMIフィルタ
 2-1 EMIフィルタでのノイズ対策
バスバー
 3-1 バスバーによるEMI対策
コネクタ
 4-1 コネクタのEMI対策
ケーブル
 5-1 ケーブルのEMI対策
 5-2 ケーブルの種類
 5-3 ケーブルのシールド効果
導電性塗料
 6-1 導電性塗料によるEMI対策

APPENDIX(App.)
部品の信頼性
部品のアートワーク図
INDEX

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トランジスタ技術スペシャル 1.

個別半導体素子 活用法のすべて
基礎からマスタするダイオード,トランジスタ,FETの実用回路技術

トランジスタ技術編集部 編
B5判 168頁 定価1,570円(税込)
ISBN4-7898-3173-6

IC/LSIの時代といえども,実際の電子回路設計を行うと,意外とダイオードやトランジスタを使いたくなる場面に遭遇します.本書はそのようなディスクリート部品の使い方を,豊富な応用例と共にやさしく解説したものです.アナログ回路技術者だけでなく,ディジタル回路技術者にも役立つ構成になっています.

Chapter 1 小信号・汎用ダイオード
Chapter 2 電源整流用ダイオード
Chapter 3 定電圧ダイオード
Chapter 4 定電流ダイオード
Chapter 5 発行ダイオード
Chapter 6 可変容量ダイオード
Chapter 7 マイクロ波ダイオード
Chapter 8 小信号・汎用トランジスタ


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トランジスタ技術スペシャル 4.

C-MOS標準ロジックIC活用マニュアル (品切重版未定)
実験で学ぶ4000B/4500B/74HCファミリ

トランジスタ技術編集部 編
B5判 168頁 定価1,570円(税込)
ISBN4-7898-3176-0

74HCシリーズと4000B/4500BシリーズのCMOSロジックICについて,それぞれのファンクションの基本的な使い方から応用までを詳しく解説しています.すべての回路を実験をとおして説明していますので,入門者の方から技術者の方まで利用できます.ファンクションICの学習用に活用ください.

第1章 標準ロジックICのあらまし 
第2章 基本ゲートICの使い方 
第3章 インターフェース用ICの使い方 
第4章 ラッチICの使い方 
第5章 フリップフロップの使い方 
第6章 マルチバイブレータの使い方 
第7章 カウンタの使い方  
第8章 デコーダ/エンコーダの使い方 
第9章 シフトレジスタの使い方 
第10章 ディバイタの使い方
第11章 ディスプレイ・ドライバの使い方
第12章 データ・セレクタの使い方
第13章 ディジタル・コンパレータの使い方
第14章 レジスタ・ファイルの使い方
第15章 パリティ・チェック用ICの使い方
IC索引
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解析 ノイズ・メカニズム
雑音発生の原因追求と誤動作防止対策

岡村廸夫 著
A5判 356頁 定価1,998円(税込)
ISBN4-7898-3207-4

電子機器の設計でいつの時代にも悩まされるのが『ノイズ』の問題ですが,この障害をクリアする唯一のポイントはノイズそのものの性格を正しく理解しておくことです.本書ではよくありがちな処方の安売りではなく,もっとも合理的で,もっとも効果的なノイズ対策技術をていねいに解説しています.

第1章 雑音とどう取り組むか
 1.1 雑音はどこから
    雑音の正体は
    原因をたどる
 1.2 理論から実際へ
    雑音対策に理論は役立つか
    雑音の結合経路
    雑音対策はいつ行うか
 1.3 誤動作を引き起こす雑音
    外からくるもの
    どう伝わるか
    たまに出る雑音への対応
    システムになったときの問題
 1.4 内部雑音を左右する要素
    部品から出る雑音
    ショット雑音
    接触雑音
    微小信号を扱う技術
    自前の干渉ノイズ

第2章 雑音の伝わり方
 2.1 雑音の源
    スイッチと雑音
    伝わり方の解析
 2.2 結合の等価回路
    静電結合のモデル
    電磁誘導のモデル
    共通インピーダンスのモデル
 2.3 電磁波の性質
    電波の伝播と結合
    マクスウェルの方程式
    ファー・フィールドとニア・フィールド
 2.4 雑音の侵入経路
    電灯線の神話
    電源部の等価回路
    同相成分と差動成分
    単独ならよく働く装置

第3章 電源部での雑音防止法
 3.1 トランスによる雑音のしゃ断
    トランスの静電シールド
    製作の実例
    トランスと接続の改善
    雑音をしゃ断するためのトランス
    高周波トランスの場合
    配置と実装の技術
 3.2 フィルタによる雑音防止法
    ライン・フィルタの役割
    フィルタの特性
    よく効くライン・フィルタの条件
    コモン・モード・チョーク
    フィルタの定数
    Lを求める
    電流が流れるとき
    ライン・フィルタの周波数特性
 3.3 サージ・アブソーバとアレスタ
    サージ・アブソーバの種類
    ギャップ・アレスタ
    バリスタとその特性
    バリスタの選び方

第4章 グランドの考え方
 4.1 グランドの基礎技術
    接地する目的
    保安のための接地
    アンテナのためのアース
    エレクトロニクスのグランド
    グランド・ループの実例
    共通インピーダンスの実例
    定量的な考え方
 4.2 実地への適用
    グランド・ループの実験
    三つのグランド・レベル
    基板レベルでのグランド
 4.3 グランド・システムと実際の接地
    グランドを分ける
    グランド系統図を描く
    大地に接続する接地の作り方
    手軽なアース
    接地抵抗の測り方

第5章 ケーブル・ドライブ
 5.1 ケーブルと雑音
    結合のメカニズム
    静電結合を防ぐ
    電磁誘導を減らす
    グランドはどこで行うか
 5.2 ディジタル回路とケーブル
    ケーブルの長さ
    ターミネーションの原理と効果
    ダイオードによるターミネーション
 5.3 アイソレータの使い方
    グランドを切り離す効果
    電線で結ばれているアイソレータ
    アイソレータの実例
 5.4 低レベル信号の伝送
    アナログ回路の場合
    差動増幅器による雑音の除去
    同相入力の範囲と保護

第6章 基板の製作と実装
 6.1 グランドの配置
    グランドはどこに効くか
    ディジタル回路のグランド
    アナログ回路のグランド
    グランド・プレーン
    局部的なグランド・プレーン
    ループは何でもいけないか
 6.2 バイパスの方法
    電源のスパイクはどの程度効くか
    バイパス・コンデンサの入れ方
    万全のバイパス法
 6.3 基板の絶縁
    干渉を防ぐパターン
    ガード電極の作り方
    カードのドライブ

第7章 回路側のチェック・ポイント
 7.1 ディジタル回路の場合
    グレードをつける
    ゆっくり近づく回路
    ケーブル・ドライブ
    普通のディジタル回路
    同期型を使う
    瞬断の対策
    マイコンのバス
    うまく行かないときの処方箋
 7.2 OPアンプの場合
    バランスによる打ち消し
    感度を上げたいとき
    感度を下げる効果
    アナログ回路でのバイパス
 7.3 コンパレータの場合
    コンパレータの耐雑音性
    コンパレータの実装
    コンパレータの感度
 7.4 すぐに効く薬
    コンデンサ1個でできること
    フェライト・ビーズでは

第8章 耐雑音性を測る
 8.1 雑音シミュレータ
    いつも雑音を
    水銀パルス発生器
    サージ発生器
    サイリスタを用いたシミュレータ
    瞬断のシミュレータ
    雷のシミュレータ
    静電気の模擬   
    磁界,電界発生器
 8.2 雑音をどこに加えるか
    偶然性と再現性
    電灯線に加える
    雷サージ・シミュレータの場合
    直列に加える方法
    静電気シミュレータの場合
    電流の通路
 8.3 診断のための装置
    ノイズ・フィーラ
    ノイズ・カウンタ
    導通テスタ
    トリガする前の現象を記憶する回路

第9章 発生側での対策
 9.1 スイッチと接点
    インダクタンスを含まない負荷
    アーク放電
    グロー放電
    インダクタンスを含んだ負荷
    コンデンサによる火花防止法
    交流ではどうなる
 9.2 インダクティブ・キックを抑える
    RCを使って
    RCを入れる場所
    ダイオードを使う方法
    サージ・アブソーバの応用
    総合的な対策
 9.3 スイッチングでの工夫
    スイッチング・トランジスタ
    スイッチング・レギュレータの場合
    サイリスタの雑音とその分布
    サイリスタ雑音の防ぎ方
 9.4 シールド技術
    電磁波の反射と吸収
    浸透する深さと吸収損失
    金属のインピーダンスと反射損失
    再反射成分の補正
    シールドの材質と特性
    継ぎ目と孔のあるシールド

第10章 雑音対策の実例−余談のコレクション
 まえおき−この章の要約にかえて
 10.1 グランドの関係する実例
    グランド配線を伸ばす
    縛り上げた測定器
    浮いているはず
    グランドしていない導体は
    「しょうがない」話
    同軸ケーブルの手品
 10.2 フィルタとシールドについての実例
    ライン・フィルタの功罪
    底抜けシールド
    クッキング・フォイルのよる簡易シールド
    簡易インダクタ
 10.3 回路技術に関する実例
    3万回に一度の誤印字
    見張りが必要なカウンタ
    信号は大きくして送れ
    サイリスタの雑音と対策例
    電子はきれい好き
    腕の差がでる配線
 10.4 電源が関係する実例
    停電と瞬断
    コンセントの電気は全部同じか
    アメリカ製の装置を持ち上げたら
 10.5 システム設計に関する実例
    モジュールとグランド・ループ
    ディジタル電圧計の雑音装置
    稀に起こる雑音
    でも,ちょっとだけ
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トランジスタ技術スペシャル 40.

電子回路部品の活用ノウハウ
機器の性能と信頼性を支える受動部品の使い方

トランジスタ技術編集部 編
B5判 160頁 定価1,631円(税込)
ISBN4-7898-3232-5

本書では,最近比較的よく使われるパッシブ部品の種類と特徴,加えてその応用のノウハウを詳しく解説しています.おもな内容は抵抗器,コンデンサ,インダクタ,リレー,スイッチ・コネクタ,高周波用素子と部品,保護部品,熱対策部品の使い方を詳解しています.

第1章 抵抗器の使い方
第2章 コンデンサの使い方
第3章 インダクタの使い方
第4章 リレーの使い方
第5章 スイッチとコネクタ
第6章 高周波用部品の使い方
第7章 回路保護部品の使い方
第8章 熱対策部品の使い方

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プロ電子技術者のコモンセンス (品切重版未定)
新しい発想・手法・付加価値の発見と実現法

長嶋洋一 著
B5判 228頁 定価2,141円(税込)
ISBN4-7898-3311-9

本書は,プロ電子技術者に関連した「コンピュータ・エレクトロニクス技術」のエッセンスと,エンジニアとして必要な「広い視点」のための知識をコンパクトにまとめたものです.実務に取り組むプロの中堅技術者の皆さんに,いろいろな情報,アイデア,ヒントを提供する材料になることを期待しています.

 第1部 要素技術

第1章 アナログ/ディジタルの要素技術
1 プリント基板,はんだ付けの常識と注意点
2 ICソケットは注意しながら活用する
3 受動部品の常識:R/C/L
4 内部抵抗と電圧降下は見過ごせない
5 AC電源と電池を賢く使う
6 外界とシステムとの接点:センサ
7 OPアンプは全ての基本ブラック・ボックス
8 水晶とセラミックの使い分け
9 プルアップとプルダウン
10 TTLとCMOSとの混在は要注意
11 バス・バッファの使い方
12 ROM:意外な利用法をさがそう
13 RAM:バリエーションを活用する
14 1チップCPUはプロの味方
15 ハードをソフト化するPLD
16 LEDを使いこなす
17 LCDモジュールを部品として使う

第2章 アナログ/ディジタルの回路技術
1 GNDは電子回路の基本
2 アンプ/ゲートはエネルギ源ではない
3 コンパレータの活用はディジタル化への架け橋
4 パッシブ・フィルタによる微分/積分回路
5 アクティブ・フィルタは精度が命
6 乗算と変調:アナログ信号処理
7 S/HとA-Dコンバータの原理を理解しよう
8 D-Aコンバータはアイデアの宝庫
9 データ表現からディジタルは始まる
10 システム・クロックの作り方と与え方
11 ExORは以外に幅広く使える
12 デコーダ設計はパズル感覚で楽しもう
13 タイマのいろいろな役割
14 PIOは外界への標準的な働きかけの接点
15 システム・バスを活用して一挙両得
16 標準インターフェースの活用法

第3章 ソフトウェアの基礎技術
1 ハードとソフトのトレードオフは永遠の課題
2 CPUの動作を分解して理解する
3 システムの時間スケールのとらえ方
4 ファームウェア:CPUソフトとは無限のループのこと
5 BIOSは使うもの?/作るもの?
6 ラベルの付け方にセンスが光る
7 アドレシング・モード:CPUの個性と戦略

 第2部 システム技術

第4章 デバイス/ハードウェアの技術
1 SMT:これからの実装技術
2 オンボード・レギュレータの効能
3 センサのデータを取り込むまで
4 ユニークなOPアンプを活躍させよう
5 インターフェースICを活用する
6 シリアルDACと周辺技術
7 PIOによるハンドシェーク通信
8 SIOによるシリアル通信
9 MMUは使い方が大切
10 DMAをうまく活用する
11 I/O命令とWAIT:タイミング設計のポイント
12 FPGA/LCAはプロのための援軍
13 データ・フロー・プロセッサとDSP
14 導電ゴム接点スイッチのスキャン回路
15 「リセット」の周辺:リセットは奥が深い
16 ウォッチ・ドッグ・タイマによる暴走検出
17 データ・セレクト対3ステート
18 データ・バスと瞬間的バス・ファイト
19 乗算器を設計してみよう
20 プロならば時分割ディジタル回路を目指そう
21 パイプ・ラインの設計と動作
22 マイクロ・プログラムの考え方
23 S/HとA-Dコンバータのタイミング設計
24 可変クロックを発生する
25 ハイブリッド変調方式のろいろ
26 疑似SRAMのインターフェース
27 カード・マイコンを「部品」として使う
28 マイクロLANの構築

第5章 ソフトウェア/プログラミングの技術
1 システム設計指針(トップ・ダウンとボトム・アップ)
2 ソフトウェアの階層化(サブ・ルーチン)
3 ソフトウェアの構造化(モジュール)
4 機能分割とソフトウェア部品化
5 グローバルとローカルの情報交換
6 DOSシステム・コールの活用
7 オリジナルBIOSを作ろう
8 リモート・センシングを実験する
9 プリ・フェッチは双刃の剣
10 モニタは古くて新しい技術
11 マルチ・タスクとスーパ・バイザ・モード
12 デバッグ・ルーチンはプロの常備薬
13 UNDO機能とレジューム機能の検討
14 MIDIを使ったパターン認識
15 CPUのアーキテクチャを駆使する
16 メモリ・マップとI/Oマップ
17 リセット・ベクトルからメイン・ルーチンまで
18 分岐処理はソフトの基本
19 初期化ルーチンの優先度検討
20 割り込みルーチンの扱い:非同期現象の理解
21 ハード割り込みとソフト割り込み
22 多重割り込みのコントロール技術
23 スタックによるバッファリング
24 FIFOによるバッファリング
25 間接アドレシングを活用しよう
26 パラメータ・テーブルのテクニック
27 デシジョン・テーブルによるスピードアップ
28 マクロをフルに活用する
29 サブ・ルーチンと関数の利用
30 共通メモリのアクセスは要注意
31 フラグ操作の盲点

第6章 ASIC設計の技術
1 ASICの選択指針
2 基本ファンクション・セル
3 入・出力セルとピン配置の検討
4 マクロ・セルの選択
5 メガ・セルとセル・コンパイラ
6 ASICのディジタル時分割設計
7 ASICの階層化設計(トップ・ダウン)
8 ASIC内バス設計のポイント
9 CPU周辺LSIとしてのインターフェース
10 ASIC内蔵メモリ・セルの活用
11 CPUコア:究極のASIC技術

 第3部 実戦的技術

第7章 システム設計・開発の技術
1 開発プロジェクトのマネジメント
2 エディタ(プロのツール)を駆使する
3 プログラミング言語の使い分け作戦
4 CASE,CAD,CIM,・・・その未来
5 コンカレント・エンジニアリングの考え方
6 クロス開発ツールと言語の選択
7 ユーティリティの活用とファイル変換
8 ROMライタとメモリ媒体の検討
9 バージョン・アップをどうするか
10 フレキシビリティの考え方
11 製品のライフ・サイクル
12 ソフトのコストの外注のリスク

第8章 デバッグと検査の技術
1 バグの分類と検討
2 「二次災害」の分析とデバッグ
3 デバッグ環境は作り込んでおくもの
4 「デバッグ曲線」の教訓
5 テストと境界値分析
6 パソコンICEの活用
7 RAMエミュレータの機動性
8 システムの保守性を考える
9 隠しモード/裏モード/テスト・モードを仕込む
10 RS-232-Cによるフィールド・デバッグ
11 市場デバッグとフォローの技術
12 最終製品となるための試験と検査

第9章 誤動作対策と信頼性向上の技術
1 誤動作/イミュニティの分類と整理
2 電圧低下と電源のマージン
3 停電と瞬停
4 ACインパルス・ノイズ
5 電源高調波電流
6 静電気とサージ
7 誘導高周波
8 信号ラインのノイズ
9 電磁放射対策
10 シールドと接地
11 冗長設計と信頼性
12 フォールト・トレラント・システム
13 チェック・ポイントによる検出
14 エラー・トラップによる暴走対策
15 EMC対策機構の検討
16 EMC対策部品の採用
17 フェール・セーフ
18 リスタートの考え方と修復機能
19 自己診断機能
20 出荷検査機能と検査治具

第10章 ASIC開発の技術
1 ASIC開発の手順と戦略
2 回路設計から論理チェックまで
3 テスト・プログラムの開発
4 シミュレーションのポイント
5 レイアウト設計は誰がするのか:ファウンドリとの関係
6 予約ピンとテスト・ピンの役割
7 テスト・モードとテスト回路
8 ブレッド・ボードとESの評価
9 コストとリスクを管理するASICスケジューリング
10 最短時間のASIC応用システム開発計画

第11章 ドキュメンテーションとシステム・セキュリティの技術
1 製品企画から機能仕様の検討まで
2 基本システム構想からシステム設計まで
3 詳細設計:ハード/ソフト/機構/コスト
4 開発プロジェクト管理とデバッグ
5 マニュアルとレポートと特許出願
6 データ・ベースの活用術
7 システムのリスク分析
8 セキュリティ対策を考える
9 コンピュータ・ウイルスはくない
10 コピー/解析に対するプロテクト
11 データ保護は超重要技術
12 データ暗号化の最前線

第12章 知的財産権と地球環境に関する技術
1 特許はエンジニアの勲章
2 著作権の正しい戦略
3 トレード・シークレットに注意
4 リバース・エンジニアリングの問題点
5 創造的な発想法の開発
6 製造物責任(PL)
7 地球環境と二酸化炭素・フロン
8 代替フロンと洗浄
9 省エネルギは至上命題

第13章 新しいテクノロジ・パラダイムとスキルアップ技術
1 オブジェクト指向とGUI
2 人間工学とヒューマン・インターフェース
3 マルチ・メディア
4 認知化学と感性情報処理
5 インタラクティブ・システム
6 センサ・ヒュージョンとバーチャル・リアリティ(VR)
7 ファジィ
8 ニューラル・ネットワーク
9 フラクタルとカオス
10 遺伝アルゴリズムと人工生命
11 情報収集/活用テクニック
12 学会と産学交流/共同研究
13 異業種交流とヒューマン・ネットワーク(人脈)
14 通信ネットワークの活用
15 キャリアアップとスキルアップのマネジメント

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ハードウェア・デザイン・シリーズ

わかる電子部品の基礎と活用法
  抵抗,コンデンサ,インダクタ,機構部品の特徴と仕様

薊 利明/竹田 俊夫 著
B5判 184頁 定価1,733円(税込)

 この本では抵抗,コンデンサ,インダクタ,機構部品の種類とその構造,仕様,特徴をイラストを豊富に使ってわかりやすく解説しています.それに加え,部品の故障率や故障モードなど高信頼設計のための基礎データなどもまとめてみました.ハードウェア・エンジニアには必読の書と信じます.

第1章 抵抗,コンデンサ,コイルの原理と動作
   LCRの基礎知識
 LCRの原理
    抵抗/コンデンサ/コイル
 回路の中での動作
    電池(直流)につないだとき/RCLの合成/交流を流したときの動作/インピーダンス
 部品の選定
    公称値・許容差/電圧・電流・電力/使用温度範囲・温度係数/使用周波数

第2章 材質による分類と,その仕様と特徴
   抵抗器
    抵抗器の一般知識
 炭素系抵抗器
    炭素皮膜抵抗器/固定抵抗器
 金属系抵抗器
    巻き線抵抗器/酸化金属皮膜抵抗器/金属皮膜抵抗器/金属箔抵抗器
 サーメット系抵抗器
    抵抗アレイ/チップ抵抗器/高抵抗値抵抗器
 可変抵抗器
    炭素系可変抵抗器/金属系可変抵抗器/使用上の注意
 特殊抵抗器
    熱敏感抵抗器/感温抵抗器/電圧敏感性抵抗器/磁気抵抗素子/その他の特殊抵抗

第3章 各種の特徴とその使い方
   コンデンサ
    コンデンサの一般的知識
 アルミ電解コンデンサ
    アルミ非固体電解コンデンサ/アルミ固体電解コンデンサ
 タンタル電解コンデンサ
    タンタル焼結体固体電解コンデンサ/非固体タンタル電解コンデンサ
 電気二重層コンデンサ
 セラミック・コンデンサ
 マイカ・コンデンサ
 紙コンデンサ
 プラスチック・フィルム・コンデンサ
    ポリエステル/ポリプロピレン/ポリカーボネート/ポリスチレン/ポリフェニレン/ ルファイド/実装上の注意

第4章 コイル,トランスの種類とその試作設計法
   インダクタ
 コイル
    コイルの原理/コイルの巻き方とコア/コアの応用
 トランス
    トランスの動作
 各種トランス
    単巻きトランス/ノイズ・フィルタ・トランス/計器用変成器(CT,RT)/CVT/パルス・トランス/整合トランス
 トランス/コイルの試作
    コアの選定/AI値について/ボビン・巻き枠/電線/表皮効果/口出し線/
    製作可能性の検討/電線長と巻き線抵抗/コイルの巻き方

第5章 リレー,コネクタ,スイッチ,ヒューズの特徴と使い方
   機構部品
 リレー
    リレーの構造/リレーの性能/リレーの種類/使用上の注意
 コネクタ
    コネクタの構造/コネクタの特性/コネクタの種類/コネクタ使用上の注意
 スイッチ
    種類と構造/特性/使用上の注意
 ヒューズ
    構造/性能/その他の注意

第6章 電子部品の故障モードと,回路設計,部品選択法
   高信頼設計の手引き
 信頼性の概念・用語・定義
    信頼性関係の用語の定義/信頼性の信念/信頼性の用語/電子部品の信頼性/
    信頼性の公式/部品や装置の寿命/劣化故障と突発故障/基本的な故障率のパターン
 電子回路の信頼度予測
    信頼度予測法/信頼度に及ぼす冗長設計と保全の効果
 故障解析手法
    FMEA(故障モード効果解析)/FAT(故障樹木解析)
 信頼性設計
    固定抵抗器/可変抵抗器/コンデンサ/電気接点/電子部品の長期保管の問題点
 安全設計
    PS(製品安全設計)/PS対策
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トランジスタ技術スペシャル NO.54
 特集 実践パワー・エレクトロニクス入門

トランジスタ技術編集部 編
B5判 176頁 定価1,835円(税込)
ISBN4-7898-3246-5

 パワー素子というと,バイポーラのサイリスタやトライアック,パワー・トランジスタなどが一般的でしたが,今は第三世代といわれるMOSデバイスが幅をきかせています.つまり,パワーMOS FETやIGBT,さらにパワー・モジュールとしてのIPMなどです.今回はこれらの特性を理解して,注意しなくてはいけない設計上の重要事項,設計例,パワー・デバイス応用例までやさしく紹介します.

特集 パワーMOS FETとIGBTの使い方をやさしく解説
   実践パワー・エレクトロニクス入門

第1章 電力制御素子の使われている身の回りの機器
    広がるパワー・デバイスの応用分野

第2章 整流ダイオード,サイリスタ,GTO,パワートランジスタ,MOSFET,IGBT・・・
    パワー・デバイスの製品動向

第3章 パワーMOS FETとIGBTの動作と特徴
    MOSゲート・デバイスの構造を理解しよう

第4章 パワーMOS FETとIGBTのドライブ回路を設計するための特性の見方
     MOS系パワー・デバイスの特性とその意味

第5章 パワーMOS FETとIGBTの動作回路を作るには
    ドライブ回路の考え方と設計ケース・スタディ

第6章 スナバ回路,保護回路,並列接続動作,電力損失と熱設計
    パワー・デバイスの保護と大電力化の技法

第7章 スイッチ回路,インバータ回路,チョッパ回路,回生回路
    パワー・デバイスの応用回路の基本型

第8章 ドライブ回路,各種保護回路を内蔵して使いやすくなった
    電力制御用インテリジェント・パワー・デバイスの使い方

第9章 ちらつきがなく,調光でき,すぐに点灯する
    パワーMOS FETの蛍光灯回路への応用

第10章 スイッチング・スピードが速く,高効率な
    パワーMOS FETのスイッチング電源への応用

第11章 強力なモータで超大型台風なみの風を起こす
    パワーMOS FETのジェット・タオルへの応用

第12章 低ON抵抗の素子と放熱設計で性能アップ
    パワーMOS FETのラジコン模型への応用

第13章 大電流を速いスイッチング・スピードで制御する
    IGBTの発光ストロボへの応用

第14章 誘導加熱方式でおいしくご飯が炊ける
    IGBTのIH炊飯ジャーへの応用

第15章 3レベルVVVFインバータ方式を採用した
    IGBTモジュールの直流電車への応用

第16章 誘導モータなどの速度制御に最適な
    IGBT,IPMの汎用インバータへの応用

第17章 IGBTの駆動回路,保護回路,自己診断回路が内蔵された
    IPMエアコン制御機への応用

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C&E TUTORIAL

ハード設計ワンランク・アップ
部品の使い方からシステム設計の考え方まで

畔津 明仁 著
A5判 326頁 定価2,345円(税込)
ISBN4-7898-3289-9

設計技術の修得は既存システムの部分的な模倣からはじまり,そして「より大規模な設計へ」,また「模倣から独自システムの設計へ」と,目指していくことになるでしょう.本書は,そうしたワンランク・アップを目指す方へ,「システム設計の考え方」や「ICや部品の効果的な活用法」のヒントを提供します.

第1章 システム設計の在り方
1.0 システム設計とは
1.1 ただ働くだけの回路づくりからの脱皮
1.2 トップダウン設計とボトムアップ設計

第2章 より速く,より大規模に
2.0 高速化と高機能化
2.1 クロック・ドライバ
2.1.1 クロックのトラブル
2.1.2 クロック・ドライバの仕様
2.1.3 クロック・ドライバの実際例
2.1.4 クロック・ドライバ問題の対策
おわりに
2.2 グラウンド・バウンスとICのパッケージ
2.2.1 グラウンド・バウンスとは
2.2.2 グラウンド・バウンスの原因
2.2.3 グラウンド・バウンスを減らすには
2.2.4 ICのパッケージ
おわりに
2.3 ディジタルICのスルーレート
2.3.1 スルーレートの意味
2.3.2 ディジタル信号の“速さ”
2.3.3 スルーレート制御
おわりに
2.4 アクティブ・ターミネータ
2.4.1 どの電球が先につくか
2.4.2 終端の必要性
2.4.3 終端の方法
おわりに
2.5 OPアンプのスルーレート
2.5.1 スルーレートとは
2.5.2 スルーレートの基礎
2.5.3 スルーレートを上げるには
おわりに
コラムA 立ち上がり時間

第3章 部品の活かし方
3.0 部品と回路は使いよう
3.1 バス・バッファ
3.1.1 バス・バッファの落とし穴
3.1.2 電気的特性から見たバス・バッファ
3.1.3 バス・バッファの入れ方と制御方法
おわりに
3.2 セットアップ時間とホールド時間
3.2.1 セットアップ時間/ホールド時間とは
3.2.2 セットアップ時間/ホールド時間はどこで決まるか
3.2.3 実際のICのセットアップ時間/ホールド時間
3.2.4 LSI化での問題
おわりに
3.3 メタ・ステーブル
3.3.1 メタ・ステーブルとは
3.3.2 メタ・ステーブルを防止する
3.3.3 メタ・ステーブルを生じないIC
おわりに
3.4 発光ダイオード
3.4.1 発光素子の今と昔
3.4.2 ストレスに弱い発光素子
3.4.3 フォト・カプラでのインターフェース
3.4.4 シリコンは赤く光るか
おわりに
3.5 プリント基板と回路
3.5.1 一つのトラブル
3.5.2 直流抵抗
3.5.3 キャパシタンス
3.5.4 インダクタンスと特性インピーダンス
3.5.5 スルー・ホール間のクロストーク
おわりに
3.6 論理シミュレータ
3.6.1 論理シミュレータはハード屋の必需品
3.6.2 論理シミュレータの使用目的
3.6.3 論理シミュレータで必要な機能
3.6.4 現状の論理シミュレータの問題点
3.7 ディジタルICの温度特性
3.7.1 温度特性の移り変わり
3.7.2 バイポーラIC(TTLやECL)の直流特性
3.7.3 CMOSの直流特性
3.7.4 TTLやECLの交流特性
3.7.5 CMOSの交流特性
3.7.6 実際のシステムでの問題
おわりに
3.8 コルピッツ発振器
3.8.1 コルピッツ発振器は死語か?
3.8.2 水晶発振回路
3.8.3 LC発振回路
3.8.4 なぜ発振するのか
3.8.5 実際のLC発振回路
3.8.6 実際の水晶発振回路
3.8.7 LSI内部の発振用インバータ
3.8.8 発振回路の応用
3.8.9 LC発振回路の考え方
コラムB メタ・ステーブル
コラムC スロー・クロックと非同期回路
コラムD 安定係数S
コラムE 真空管の温度特性
コラムF 水晶発振子

第4章 ディジタル回路におけるアナログ技術
4.0 アナログ設計の必要性
4.1 ディジタルICのアナログ的使用法
4.1.1 ディジタルICをアナログ的に使うとは
4.1.2 ヒステリシス発振器
4.1.3 CR発振器
4.1.4 ワンショット回路
4.1.5 水晶発振回路とLC発振回路
4.2 ディジタル・システム内のアナログ技術
4.2.1 アナログ設計が必要なところ
4.2.2 遅延線の動作と応用
4.2.3 線路と反射
4.3 ディジタルLSIの内部の問題
4.3.1 ディジタルIC内部のアナログ回路
4.3.2 LSI内部のバッファ
4.3.3 LSIと内部とのインターフェース
おわりに
コラムG 10MHzは速いですか?
コラムH ディジタルICのヒステリシス
コラムI 伝達関数の計算

第5章 電源,それは心臓
5.0 電源の重要性
5.1 ICの消費電力
5.1.1 熱いIC
5.1.2 TTLの簡単な消費電流計算例
5.1.3 CMOSの消費電流
5.1.4 再びTTLの消費電流
5.1.5 LSIにおける問題
おわりに
5.2 バッテリ・バックアップ
5.2.1 電源を落としたくない
5.2.2 失敗例1 − Nmosチップの選択
5.2.3 失敗例2 − CEとCE
5.2.4 失敗例3 − 電圧検出回路
5.3 小型のAC入力電源
5.3.1 直流電源の必要性
5.3.2 3端子レギュレータの電源回路
5.3.3 整流回路を含んだレギュレータIC
おわりに
5.4 低ドロップ型レギュレータIC
5.4.1 レギュレータICへの要求
5.4.2 従来の3端子レギュレータの問題点
5.4.3 効率を改善するために
5.4.4 性能の良いレギュレータICを得るには
おわりに
5.5 電源電圧の3.3V化
5.5.1 ディジタル回路の低電源電圧か
5.5.2 3.3V化の問題点
5.5.3 3.3V化移行方法
おわりに
5.6 多系統電源のシステム
5.6.1 単一電源と多系統電源
5.6.2 トラブル1 − IC化が壊れる
5.6.3 トラブル2 − 電源電圧が立ち上がらない
5.6.4 トラブル3 − 回路が初期化されない
おわりに
5.7 電源変動とIC
5.7.1 トラブル事例
5.7.2 消費電流の変動
5.7.3 高速の変化
5.7.4 中速の変化
5.7.5 低速の変化
5.7.6 電源変動に強いICと弱いIC
おわりに
コラムJ オープン・コレクタを使わない方法
コラムK 電圧安定化を必要としない回路設計

第6章 システム技術
6.0 システムを組む前に
6.1 パワーオン・リセット
6.1.1 リセットをいいかげんにしていませんか
6.1.2 基本的なリセット回路
6.1.3 実際のCPUとリセット回路
6.1.4 68000のリセット
6.1.5 たかがリセット,されどリセット
6.2 DMA回路
6.2.1 DMAのおいたち
6.2.2 DMAのしくみ
6.2.3 DMAによる性能改善
6.2.4 DMAコントローラIC
6.2.5 DMAコントローラを使わずにDMAする
6.2.6 1チップ・マイコンとDMA
6.2.7 パソコンのDMA
6.3 マイコン・システムのWait/Ready信号
6.3.1 マイコン・システム性能とWait/Ready信号
6.3.2 基本的なWait/Ready
6.3.3 Wait/Readyの問題点
おわりに
6.4 プリンタ・インタフェース
6.4.1 汎用出力ポートとしてのプリンタ・インタフェース
6.4.2 パラレル出力インターフェースの仕組み
6.4.3 プリンタ・インタフェースのハードウェア
6.4.4 パラレル・インターフェースの限界
6.5 シリアル・データ・バス
6.5.1 シリアルで接続することの意味
6.5.2 シリアル・バスの基本型
6.5.3 シリアルIC活用のメリット
6.5.4 シリアルICの活用法
6.6 システム・グラウンド
6.6.1 遠くて近いグラウンドの問題
6.6.2 コネクタを抜き差しするたびに壊れる
6.6.3 火を吹くプローブ
6.6.4 絶縁型インターフェース
6.6.5 筐体接地はどうしたらよいか
6.6.6 AC100V片側接地
おわりに
6.7 アクティブ“L”
6.7.1 アクティブ・レベルを考える
6.7.2 アクティブ“L”のストローブ信号
6.7.3 DTLとTTL
6.7.4 アクティブ“L”の欠点
6.7.5 古い回路の功罪
コラムL パワーオン・リセット回路と外部インターフェース
コラムM プロテクト・モードとリセット
コラムN フルースルーとフライバイ
コラムO バーストとサイクル・スチール
コラムP セントロニクス型インターフェース
コラムQ ワイアードOR

参考文献
一般索引
デバイス名索引
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トラ技オリジナルNo. 4

実験研究 CとLと回路の世界 (品切重版未定)
電子回路の脇役[コンデンサとインダクタ]の完全理解

トランジスタ技術編集部 編
B5判 160頁 定価999円(税込)
ISBN4-7898-3577-4

電子回路の経験を多少つんでも,なかなかわからないのがコンデンサとインダクタです.本書はそんな普段は脇役であるコンデンサとインダクタとを主役にして,電子回路技術の研究をしました.CとLのもっている不思議な世界がわかるようになると,貴方のエレクトロニクス技術の腕もワンランク上がるはずです.

第1章 CとLのあらまし
Appendix sのつくる不思議な世界
第2章 コンデンサの基本動作実験
第3章 コンデンサの種類と特徴
第4章 コンデンサを使った電力変換の実験
第5章 コイルの基本動作実験
第6章 コイルを使った電力変換の実験
第7章 コイルとコアの基礎技術
第8章 コイルの製作法
第9章 コンデンサ・メータの設計製作
第10章 インダクタンス・メータの設計製作
第11章 電子コンデンサと電子コイルの設計製作
特別企画 正しいはんだ付け作法


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